秋華神社

2023年11月23日【木】14時12分48秒

参政党のゴタゴタ、ようやく両者からの話が聞こえてきたので見解をまとめます。
最初に言っておきますが、あくまでこれは私の推測や憶測にすぎません。
そして両者の言っている事が本当であるという前提で話します。

まず両者の今の想いを想像しますと、私はこんな感じではないかと見ています。
神谷さんはおそらく『分かってくれるものだと思っていた。甘かったな』といった感じかと想像します。
武田さん他の想いは『神谷さんは常識的に考えておかしい』といった感じでしょうか。
この対立に関して、似たような対立を以前身近で見た事があるのでそれと同じではないかと思えてなりません。
それはジェネレーションギャップです。
４０代後半から５０代の方はおそらくそのはざまで色々苦労してきたと思いますから、分かる人は分かるでしょう。
例えば年功序列だったり、義理人情といったものの扱いの違いです。
武田さんの常識は義理人情を大切にし、それが何よりも大切だと考える訳です。
一方若者は（神谷さんとはあえて言わない。本人もおそらく狭間でどちらも大切と知っているから）ルールや正しさを大切にします。
どちらが大切かは置いといて、こういう考えの違いがある訳です。
そして参政党は、今の若者の価値観に合わせた近代政党を目指している訳です。
私の認識が違っていたら申し訳ないですが、武田さんはそういう政党は憲法違反だと判断しておられるようです。
でも実際は、公明党や共産党が存在するように、憲法違反と判断されていません。
それが正しいか正しくないかは別にして、そこに全く問題はないのです。

それらを踏まえ、武田さんの主張について状況を想像してみました。
五人で決めた後、二時間後に反故にされたという話です。
神谷さんからすれば、年配者に囲まれて決めた事に対して、その場で違うとは言えないでしょうし、おそらく『分かりました。その方向でいきましょう』くらいには言ったかもしれません。
でも当然ですが、党の決定は事務局等の意見も全て踏まえなければならないのです。
事務局に持ち帰ったら反対されたのでしょうね。
それが参政党です。
トップが勝手に全部決められる訳がないのです。
神谷さんは『そんな事は言わなくても分かっているだろう』との認識があったのでしょう。
でも武田さん方は鵜呑みにして、まだ正式決定されていないものが神谷さんの判断で決定されたと思ったに違いないのです。
つまりみなさん参政党のルールや運営方法を理解していなかったと想像します。
それで『騙された』と思ったのでしょう。

ポスターのオレンジ色が違うという話は、決定的な話だと思います。
武田さんたちの常識で言えば、仮に商売で当てはめるのなら、『これ色が違っていたので直してもらえないか』とポスターの印刷会社に言えば、『分かりました。今回は無料で直しますから今後もご利用お願いしますね』と、義理人情の商売が当たり前な考えです。
もちろんそれを望むなんて事はありませんが、自分が商売する側ならそれくらい当たり前にやるよという感覚を持っています。
一方若者なら『色を変えて改めて作るのなら料金はいただきます。ルール通りキッチリやります』という方向な訳です。
どっちが正しいとかではなく、商売の方法としてどちらもあって、最近は後者が主流という事です。
私の身近にこういう対立をしてきた経営者親子がいるんですよね。
それにソックリだと思った訳です。
つまり色が違えば完全に直させるのは参政党のルールな訳で、ルールに従えない人は除名処分も仕方がないのです。
武田さんはルールよりもその程度の事なら別にいいじゃないかと考えるかもしれませんね。
これをその程度と考えられる人は、現代では少なくなってきています。

だから今回のゴタゴタは、どちらが悪いとかではなく、単純に上手く行かなかっただけです。
最初からかみ合っていなかったのです。
ただし一般的に見れば、武田氏側は大人げないと思うし、神谷氏はもう少し年配者を立てる所があっても良いとは思うでしょう。
私は丁度間の世代なので、両方の気持ちが分かると同時に、両方ともおかしいとも思う訳です。

ただし今回の参政党について考えれば、正しいのは神谷さんでしょうね。
そういう政党を作り、その運営をやってきた事は最初から分かっていたのですから。
少なくとも部外者の私ですら分かっていました。

武田さんのやり方でも政党はやって行けるでしょう。
そして支持者を集めるのなら、そっちの方が良いでしょう。
今スグという意味ではね。
今の自民党をとにかく早く止めたいというのならそうです。
でも神谷さんの作る参政党は、１０年後２０年後を見据え、根本的な改革を目指しているのです。
短期の結果を目指した武田氏、長期の改革を考えた神谷氏の違いですね。
この辺り、年齢の違いもあるのでしょうね。
ちなみに武田氏の方向でやったら、１０年後２０年後は自民党に飲み込まれているか、或いは今とあまり変わらない状況になると思います。

今、日本保守党ってのが出てきました。
短期の改革はこちらに任せましょう。
そして参政党支持者は長期プランでじっくりと政党を作っていきましょう。
私はだから参政党を応援していますし、日本保守党も応援します。
どちらも大切だからです。
ただし少なくとも私が応援した参政党なら、神谷さんが正しいです。
運営や人との付き合いに関しては間違いも多々あったとは思いますけれどね。
私でもゴレンジャーメンバーと上手くやって行けるのか、最初から不安でしたからｗ
これだけ我の強い人たちが将来トラブルにならない訳がないと思いましたよ。
みんな一人で活動してきた人ばかりですよね。
或いはトップでやってきた人ですよ。
そんな人が最近名前が出て来たばかりの若い神谷さんにずっとついて行く訳がないと思っていました。
参政党の運営や候補者は、できるだけ神谷さんよりも若い人か、従える人だけにした方が良いと思います。

まあ何にしても、今回のはどちらが悪いかと言えばどちらにも落ち度はあった。
でも神谷さんはよく参政党を守ったなって印象です。