秋華神社

2020年7月8日【水】18時00分20秒

大阪の新型コロナウイルス新規感染者数が少なすぎるという話があります。
実はもっと見つかっているのだけれど隠していると疑う人もいます。

理由は、大阪に行った人が大阪で感染して新型コロナウイルスを持ち帰る事例が多発しているからです。

で、実際に計算してみる事にしました。
というか計算するまでもなく他より少なく出ているのは一目瞭然なのですが、まあとりあえず‥‥｛笑｝

まず、東京の人口は大阪の人口の1.6倍程度です。
つまりバランスよく感染者が出ていれば、感染者数は東京の方が1.6倍多いと言えるでしょう。
昨日までのデータですが、東京の感染者数合計は6973人、大阪は1905人で、東京の方が3.66倍も多い結果となっています。
人口をそろえる為に大阪の感染者数を1.6倍すると3048人で、これでも2.29倍あります。
ちょっと差がありますが、実際に大阪の感染者数は東京の半分以下レベルという事も考えられます。
しかし、それをハッキリとさせたデータは既にでています。

抗体検査ですね。
東京は0.1％、大阪は0.17％から抗体が発見され、実際の感染は大阪の方が東京よりも1.7倍多いのです。
つまり、本当の感染者数は大阪の方が1.7倍あるのに、実際は東京の0.44倍しか発見されていないわけで、本来発見されてもおかしくない感染者の0.26％しか発見されていない計算になるのです。

ザックリハッキリ言えば、今大阪で見つかっている感染者の4倍は見つかっていてもおかしくないのです。
だからまあもっと大阪には感染者がいるという推測は、おそらく間違いではないでしょう。

では何故こういう事が起こるのでしょうか。
症状が出て病院に来ている人は検査していますし、クラスター元の追跡もちゃんとやっているはずです。
東京とそんなに大きな違いはないはずです。
東京は確かに検査数が多いですが、陽性率は大して変わらないわけで、どちらも検査数が足りないわけではありません。
もしかしたら東京の場合偽陽性も出ているかもしれませんが、それも大きな数字の変化にはならないでしょう。

で、私がたどり着いた答えは２つです。

ひとつは、大阪人は多少の症状が出ていても気合いで乗り切り病院に行かない可能性があるのではないかという事です。
私は今回のコロナに関しては流石に電話相談なりするでしょうが、普段の風邪なら病院になんて行きません。
家で寝ていたら治ると病院に行かない人が多いのではないでしょうか。
流石にそこまでは検査しませんから、発見されていない人がいるとしたらそういう理由が考えられます。

もうひとつの理由は、免疫力が高い可能性です。
感染しても無症状で終わる人が多いのです。
その理由は分かりませんが、そうでないとこれだけ差が出る理由が説明できません。
感染者は少ないのに抗体は多くが持っているなんて、不思議な事です。
もちろん新コロが流行る前から実は感染していた人がいた可能性なんかもありますが、とりあえず数字データをそのまま考えるとこういう事になるのではないでしょうか。

そんなわけで、大阪の感染者数は、概ね4倍して見ると東京と同レベルで計算できるかと思います。
まあでも免疫力が原因だとしたら、そうやって見る必要もないですけれどね。
大阪は大阪で判断すれば良いと思います。
ただ、新規感染者数という事で東京と比べたいなら、4倍するくらいが打倒かなという話でした。