秋華神社

2021年11月21日【日】05時53分54秒

「外国人が入ってきたせいで、日本の治安が悪化している！」
と言う人がいる一方で‥‥
「本当に治安が悪化しているのか？」
と言う疑問の声も聞かれます。

調べてみると、実際の所は一概にそうだとは言えないようです。
刑法犯の検挙率、認知件数などを見ても、だいたい2000年過ぎくらいがピークとなり、それ以降は減ってきています。
ここ最近だけを見ると検挙率は増えているというデータもありますが、全体的に犯罪者は減っているようにも見えます。

「だったら外国人は関係なくないか？」
そういう疑問も出てくるでしょうが、ちょっと待ってください。
確かに認知される犯罪は減ってきていますが、『だから外国人をドンドン入れても治安悪化には繋がらない』というのも違うのです。

まず、見方が違うのです。
外国人が入ってきて治安が悪化しているというのは、『外国人が入ってこなかった場合』と比べないと意味がありません。
日本人の力で犯罪者が減っているはずなのに、それが思ったように減らないというのも、それはそれで悪化なのです。
そう考えれば、外国人が入ってくる事による治安悪化は、間違いなく起こっているのです。

実際、外国人犯罪は増えています。
入ってくる人が増えているのだから当然ですが、そう考えると、今後外国人をドンドン受け入れて行けば、犯罪もドンドン増えるという事です。
実際極最近の犯罪者数は増えているように見えます。
認知はされてはおらず、あくまで検挙率との関係を見る限りですけれどね。
それに、今まで起こり得なかったと思われる犯罪も起こっています。
果物が大量に盗まれたり、無人販売店の物が盗まれたり、仏像が盗まれたり、これは日本人だけならほぼ起こり得なかった犯罪です。
外国人の犯罪として報道されているものが全てなかったとするなら、日本はどれだけ平和になっていたでしょうか。

そう考えれば、間違いなく外国人による治安悪化は起こっているのです。

ただ、だからと言ってそれが全て悪い事かと言えば、またこれも違う気はするんですよね。
おそらく外国人をほとんど入れなかったら、日本は今、とても国内平和な国になっていたでしょう。
今以上にね。
しかしそれは逆に危ない事になっていたかもしれないのです。
犯罪に対する平和ボケというのでしょうか。
そういう危機意識がなくなり、逆に犯罪がしやすい国として認知されるような事になっていた可能性も考えられます。
今でも結構そういう所あると思いますけどね。
起こり得なかった犯罪が起こっているのは、きっとそういう事でしょうから。

世界は日本だけではなく、日本人だけでもありません。
どういう形にせよ、地球上で共存していかなければならないのです。
そう考えると、多少緊張感を持って生きていくくらいでないとダメなわけです。
外国人が多少入ってきて犯罪が増えたと思うくらいの今は、割と良いバランスかもしれません。
気持ちとしては『限りなく犯罪者がゼロの世の中』であってほしいとは思います。
ただ現実的には、それなりのバランスが必要なのかもしれないとも思うわけです。

さて、今もこれからも、移民などの話というのはずっと議論されていくでしょう。
嫌でも日本に住む外国人は増えていくとは思います。
ただ、これはあくまでも私の考えですが、今くらいの状況が一番良いのではないでしょうか。
気持ちとしては違いますけれどね。

とにかく言えるのは、『外国人が入ってきたから治安が悪化している』というのは、間違いないです。
でも犯罪者数が一番多かったのは2000年過ぎくらいであり、そういう意味では増えてはいません。
ただし、『日本人だけの未来があったなら』という気持ちはありますよね。