渡航制限に関して、私は以前こんな事を言っていました。
もう新型コロナウイルスの広がりを止める事はできないのだろうか?まだ渡航制限する事で可能性はあると思う!
簡単に言うと、2月5日において、渡航制限すれば国内感染の広がりは防げる可能性があると言いました。
でもどう考えても無理でしたね。
上念司氏が何度も言っておられたように、一度広がればもうそれは止められないのです。
私の誤算は、やはり日本人の感覚で物事を考えてしまう事です。
たとえば世界が日本であれば、そして人々が日本国民のように規律正しく衛生管理を重視して、今のような文化であれば、可能性はあったかと思います。
しかし世界には色々な人がいて、悪い人もいれば馬鹿な人もいて、日本ほど衛生面でしっかりとした国は他にはないのです。
それを考えていなかった事が、私の判断の誤りだったと言えるでしょう。
だから逆に、最初から渡航制限をしなかった事もある意味無駄であり、したとしても無駄なわけです。
つまり感染拡大を防ぐ目的なら、どちらかを選ぶ材料にはならないのです。
他のメリットを考えて渡航制限をするのかしないのかを考えて判断するのが良かったと言えるでしょう。
まあ結果論ですが、現状を見る限り日本政府の対応はほぼほぼパーフェクトなのではないかと感じます。
もちろん、まだ結果がでていないので何とも言えない所はありますよ。
結局最大まで拡大してから終息、或いは収束するのなら、今国内でやっている自粛は無駄に終わるかもしれません。
或いは逆に暖かくなって終息(収束)に向かうなら、最初から渡航制限しておくべきでした。
どちらが正しいかはこの先をみなければ分からず、ただ可能性としては五分と感じるわけで、だからどちらの判断をしても私は間違いではないのかなとは思います。
そんなわけで、結果的にどちらが正しいかはまだ分かりませんが、私の考えは間違っていたという事で。