秋華神社

2021年12月8日【水】19時44分21秒

私はずっと、写真に撮った動植物が、食べられるのか食べられないのかを調べています。
【動植物プチ写真図鑑】食べられるの？食べられないの？
それで思うのは、食べられるのか食べられないのか、一概には言いづらいものが多いという事です。

動物は割と何でも食べる事が出来ます。
主に『美味しく食べられる』か『不味いけど食べられる』の二択ですから。
肉食系は不味い、草食系は美味しいとだいたい言えます。
後は獲って食べるだけの価値があるかないかであって、ほとんど答えは決まっています。

でも植物は、なかなか判断が難しいのです。
まず、食べられないのが、『毒のある植物』です。
ただそれにも例外はあって、弱い毒だから少しなら食べられたり、毒を抜いて食べたりもできます。
美味い不味いも、灰汁抜きすれば美味しく食べられたり、調理方法によったりします。
更に植物は、果実、種子、葉、茎、根、花など、色々と別れていて、食べられる所を一概には言えません。
とにかく判断が難しいのです。

食べられる条件を言うと、まず『毒がない』こと。
次に味が不味くない、或いは不味くないように調理加工できること。
筋のある葉などは食べる事が物理的に難しいので、それを解消できること。
それらを元々クリアし、ある程度量が採れるなら、食用として成立しています。
簡単にクリアできるものも、それなりに食用になっていたりします。

でもハッキリと食べられるのか食べられないのかと言えば、『毒』さえなければ何でも食べられます。
とはいえ動物の肉とは違って、植物は食べられると言えるほと、簡単には食べられないのです。

銀杏は毒あるし、つつじの花の密も毒があるし、でも量を制限して食べたり吸ったりしていますよね。
これは美味しいからです。
逆に毒は無くても、イネ科の雑草なんて食べている人を知りません。
量が採れないからですね。
不味くても青汁は飲みます。
栄養があって体に良いからですね。

食べられるかと聞かれて、食べられると断言できるものは、おそらく今食べられているものだけなのでしょう。
それ以外は、『毒がなければ体に入れても問題ない』という別の答えになるように感じます。
そして毒があれば、『薬になる』と『食べられない』でしょうか。
まあ毒があっても食べているものって結構ありそうですけれどね。
『毒を抜いて食べられる』や『数を制限して食べられる』なんかですね。
そして食べられるのは、食べられる部位だけです。

そう考えると、割と難しい事を私はやってきたような気がします。
そしてだからこそ、こういうサイトを作る意味があるのではないかとも思います。
今後ももっと掲載植物の種類を増やしていきたいですね。

結論を言うなら、食べられる植物と食べられない植物の違いをハッキリさせるのは難しいという事でした。