アストラゼネカ製は危険なワクチン。
そういう話がチラホラ聞かれます。
それは本当なのでしょうか。
結論から言いますと『その可能性がある』と言った所です。
正直分からない事だらけなのです。
ファイザーやモデルナ製でも分からない事があるわけで、安全を断言する事はできません。
ただ、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンに関しては、おそらく大丈夫だと言った所なのです。
では何故アストラゼネカ製は危険があるのでしょうか。
一つよく言われているのが、『血栓ができる』ですね。
ただこれはファイザーやモデルナでも副反応としてあり得ますし、主に若い女性が中心です。
ですからそれ以外にとっては、ファイザーやモデルナとそんなに変わらないとも言えるでしょう。
ただ私が気になる点がまだ2つあります。
それはどちらもアストラゼネカ製ワクチンがウイルスベクターワクチンであり、DNAを体に入れるワクチンであるからです。
で、不安な点一つ目として、厚生労働省や赤十字のサイトを見れば分かる通り、『献血が今の所できない』という所です。
これは投与したワクチンのDNAが体内に組み込まれる可能性があるため、血液に残ってしまうと言った所なのでしょう。
血液は約120日で入れ替わると言われていますから、まあその後に残るか残らないか、しっかりとチェックする必要があるんでしょうね。
そしてもう一つが、
厚労省のQ&Aへの疑問です。
こちらがそのQ&Aです。
厚労省のHPなので、全文引用しても良いですよね。
”
【Q】
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。
【A】
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます。人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。また、mRNAは、人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。身体の中で、人の遺伝情報(DNA)からmRNAがつくられる仕組みがありますが、情報の流れは一方通行で、逆にmRNAからはDNAはつくられません。こうしたことから、mRNAを注射することで、その情報が長期に残ったり、精子や卵子の遺伝情報に取り込まれることはないと考えられています。
このような一般的な科学的な知見だけでなく、薬事承認に当たっては、動物試験や臨床試験の結果に基づいて安全性を評価し、審査を行っていきます。
”
これはファイザーやモデルナ製のmRNAワクチンに対する疑問ですが、この文章を見るに、DNAを投与するアストラゼネカ製への危険も示唆しているように理解できますね
『逆にmRNAからはDNAはつくられません』とか『精子や卵子の遺伝情報に取り込まれることはないと考えられています』とか。
このワクチンはDNAが作られないので安心ですよ、としているわけです。
ではDNAそのものを打ち込むアストラゼネカ製はどうなんだという話です。
精子や卵子に遺伝子情報が組み込まれる可能性がある、そう見る事もできるわけです。
ちなみにとある研究者の動画では、『遺伝子に組み込まれる』とハッキリ言っているものもあります。
本当か嘘か私に判断する事はできませんが、この厚労省のQ&Aを見る限り、本当ではないかとも思う訳です。
まあそんなわけで、アストラゼネカ製が安全かどうかは、一応10年くらいは分からないとされています。
当面って所でも、最低3ヶ月、或いはそれ以上の様子見期間は必要ってわけですね。
何にしても私はまだアストラゼネカ製ワクチンはお勧めしません。
ただし、効果としてはそこそこ期待できますから、コロナ感染のリスクが高く、感染した場合のリスクも高い人に関しては打つ選択肢もあると思います。
なんにせよ、アストラゼネカ製にはまだ分からない事がある、そんな所です。
とりあえず定期的に献血している方は打たない方が良さそうですね。