神社にはよく分からないものが色々とあります。
それらを私なりに調べてみて分かる範囲で適当に書いていきます。
私が命名しているものもあります。
【竹垣】
竹で作られた柵の事です。
【瑞垣】
本殿を囲う最内にある柵状の垣の事です。
玉垣と同じに考えられたり、或いは柵状になっている透塀なども含まれたりします。
【参道橋】
参道にある橋です。
特に川や池が無くても橋が在ったりするので、端を歩くという意味も込められているのかもしれません。
【狸の置物】
『他』者より『抜き』んでるという意味で『他抜き』の置物は縁起が良いとされています。
縁起の良いものが神社に置いてあっても不思議ではありませんね。
一緒に写っている鶏は、酉年だからでしょうか。
【御神水】
この神社には水神様がおられるようです。
手水舎ではなくこの水で清めると良さそうです。
【地蔵菩薩】
長い歴史の中で、神道は仏教を取り入れている部分がありそうです。
神社にお地蔵さんの祠が有ったり、お寺に鳥居が有ったりするのが日本です。
地蔵菩薩も有って不思議はないですが、これだけ立派なのは珍しい気がします。
【鳥居のようなもの】
これは現代の鳥居というべきものなのでしょうか。
似たようなものは別の神社でもいくつか見かけました。
屋根の付いた鳥居は屋根付き鳥居と言います。
【祈願石】
こういった何かを祈願して建てられた石も石碑と呼べばいいのでしょうか。
祈願石と言いたい所ですが、そういう石が祀られている神社もあるようで難しいですね。
祈願石とは私が勝手に言っているだけですよ。
【崇拝石】
遥拝石だと思われるのですが、どうでしょうか。
遥拝石は崇拝石とも呼ばれたり、遥拝所を崇拝所という場合もあるようです。
【遊就館】
靖国神社の境内にある遊就館では、過去の資料が沢山置かれ歴史など勉強できます。
事実を伝えているだけですので、知ってどう思うかはあなた次第です。
【難転石】
とりあえずこの写真に写っているものが色々分かりませんでした。
右にある男女の石像は、曽根崎心中のお初と徳兵衛だそうです。
縁結びの神社として知られるお初天神はそういうことだったんですね。
難転石は、難が転じるという意味で、コロコロと転がす石のようです。
【献燈石燈籠】
献燈と書かれた石柱と言いますか灯篭といいますか。
役割としては、灯篭と献灯台両方を一緒にした感じでしょうか。
【筆塚】
寺子屋の師匠などをしのび建てた石碑だそうです。
使い古した筆の供養の意味もあるようです。
【三輪鳥居(三ツ鳥居)】
鳥居の様式の一つだそうです。
この座間神社では小さい鳥居の方に更にドアが付いています。
三輪鳥居門とでもいうのでしょうか。
【玉垣】
玉垣は、神社や神域の周囲にめぐらせた垣の事です。
瑞垣ともいうそうです。
柵のようになっていない部分は石垣ですね。
【半分鳥居】
豊臣秀頼が奉納した上半分だけの鳥居です。
どうして上半分だけなのかと疑問でしたが、調べると阪神淡路大震災で壊れたそうですね。
小泉今日子が歌っていた半分少女のノリで私が勝手に半分鳥居と言っています。
【石塔】
石でできた塔は色々ありますよね。
石灯篭もありますし、お祀りされているものもあります。
供養する為に作られたり、道しるべなんかの意味もあるそうです。
これはなんでしょうかね。
【駒札】
社の形をした告知案内板を駒札と言います。
昔はお上からのお告げを駒札に書いて、道に建てたりしていたようです。
立てられているものは、立て札という方が正確かもしれません。
【手水鉢】
手水鉢は、禊(みそぎ)を簡略化して身を清める為のものだそうです。
手水舎と似ていますね。
社になっていなくて、柄杓が無いと手水鉢という事になるのでしょうか。
【檻に入った白狐】
お稲荷さんの遣いである白狐は、檻に入っているのをよく見かけます。
悪さをするからだと勝手に思い込んでいます。
【石造三重宝篋印塔】
石造三重宝篋印塔は大阪市内最古の石造遺物だそうです。
【柵】
神社境内を分ける為、或いは立ち入りを拒む為に木の板を並べて立てたものです。
短いものが神社の境内入口に置かれている事もあります。
【魔除けの柵】
主にお稲荷さんの周りを朱色の柵が囲っています。
これは、朱色には清め祓う意味があるので、柵が朱色に塗られているようです。
【筧(竹水栓)】
竹から水がでるものです。
鹿威しとは違います。
鹿威しは、『カコン!』ってなる方ですね。
【紋章(神紋)】
神社には色々な理由で紋章が付けられています。
菊の紋章は天皇の象徴であり、桐の紋章は政府機関を表しているのだそうです。
菊は高貴、桐はめでたいという意味があります。
下の写真はゑびす神社(野田恵美須神社)の紋章です。
ちなみに神社の紋章を神紋と言います。
【左三つ巴の紋章】
神馬についている紋章は、左三つ巴と言って神社でよく使われているそうです。
勾玉を三つ並べたものという説や、弓を射る時に使う鞆(とも)を絵にして鞆絵という説が有りますね。
水が渦を巻いているように見える事から、火災除けとして使われているそうです。
武神である八幡神の神紋として使われ神社にも広まったとか。
※三つ鞆絵⇒三つ巴
【としまいり石】
年参りする為の石です。
年参りとは年の数だけお参りをする事です。
神社によって多少やり方は違うようです。
数え棒を年の数だけ持って石を回るように拝殿とを往復し、数え棒を1本ずつ納めながらお願い事をしていきます。
お願い事がある程度決まっていたりする場合もあるようです。
【式内】
社号の前につけられている『式内』とは、延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)内に記載されている神社であるという事です。
延喜式神名帳は、延長5年(927年)にまとめられた『延喜式』の巻九・十に、『官社』として神社名がまとめて記載されている部分の事です。
一種の社格となっているようです。
他にも府社や県社なんかもありますが、これらは明治以降に延喜式神名帳に倣って作られた『近代社格制度』によって定められた社格です。
近代社格制度は現在は使われていませんが、こちらも社格を表すものとして考えられていたりします。
【惣社(総社)】
特定の地域内で、神社の祭神を集めて合祀した神社の事です。
国の惣社は各国(大和国や摂津国など)あったり、大小さまざまな理由や過程でつくられた惣社もあります。
【巳さん】
蛇の神様です。
稲荷神社の元々の神様の一つでもあります。
稲を荒らすネズミを駆除してくれるので神様となりました。
【菱灯籠】
拝殿の向拝下に付けられた綺麗な吊り灯籠です。
四角型、六角型、八角型など有り、半菱六角型灯籠などと言います。
写真のは上側が見えないのでなんとも言えませんが、横から見て上下に尖った形のものが菱灯籠、下側だけのが半菱(半菱型灯籠)となります。
他にも、旧菱や新菱という分け方もあります。
【隠れ狛犬】
狛犬は聖域を守る為の守護獣で、2体でペアになっています。
しかし淀川神社では、1匹だけ思わぬところに隠れ潜んでいる狛犬がいます。
遊んでいるのか、それとも隠れて見張っているのか、なかなか楽しい狛犬です。
【人面狛犬】
これ、完全におっさんですよね。
おっさん狛犬と呼んでもいいです。
私が勝手に命名しました。
【宇宙人狛犬】
アメリカのアニメか何かに出てくる宇宙人のような顔をしています。
狛犬は宇宙人かもしれません。
これも私が勝手に命名しました。
【地車(だんじり)】
祭礼時に曳行される木製の山車です。
【神馬舎】
神馬のいる舎です。
【絵馬殿】
奉納された絵馬を掲げておく社殿です。
【境内】
神社の敷地内の事です。
聖域とも言えるかもしれません。
【庭園】
神社境内に庭のある所もあります。
【公園】
境内に公園のある神社もあります。
【彰徳碑】
ある人の徳行、善行を広く知らせる為の石碑です。※右側の石碑
行いや功績を一般に知らせ表彰する為の『顕彰碑』は写真左側です。
ちなみにこの写真の右隅にはばっくれ狛犬が写っています。
【神石】
この神石は、孝徳天皇の御履脱石だそうです。
石神、神石、道祖神、石にも色々有りそうです。
【力石】
江戸時代から明治の頃まで、力試しをする石として力石がありました。
力試し石とか、呼ばれ方は色々あるそうです。
【その他石】
どう判断していいのか分からない石も多いです。
下は井戸跡でしょうか。
それとも手水鉢でしょうか。
神社には他にも色々なものがあります。
とりあえず縁起の良いモノや記念するモノなら何でもありそうです。
他にもこんなモノが‥‥
豊崎神社の干支の石像
【神社用語集1】境内にあるモノや施設の名称や役割や使い方など
【神社用語集3】境内にあるモノや施設の名称や役割や使い方など
より正確にまとめた
神社施設名称用語辞典はこちらです。
※私なりに調べてはいますが、間違いもあるかもしれませんのでご了承ください。