新型コロナウイルスのワクチン接種、かなり進んできましたね。
2回目まで打った人が40%を超え、1回目だと人口の半数がもう接種しているようです。
しかしそんな中、ワクチン接種後に亡くなった方も、1000人を超えているとか。
調べてみると、100万人当たりの死者数で、ファイザー製が19.6人、モデルナ製が1.2人となっています。
死者のデータも公開されており、私はそれにざっと目を通しました。
すると2点気になる事がありました。
一つはファイザー製の方が何故これほど死者が多いのかという事。
もう一つは1回目接種後に亡くなった人が、2回目接種後に亡くなった人よりも圧倒的に多い事です。
この2点から、私は少なくともファイザー製ワクチンに何らかの問題があり、死の直接的な原因ではないにしても、何かしらの要因はあったのではないかと考えました。
そんな時、その差に関する理由と思われる情報が入ってきました。
ファイザー製は65歳以上の年配者を中心に接種し、モデルナ製は職域接種なので比較的若いという話でした。
私は早速死者の年齢を確認してみました。
すると、65歳未満に限定した際、100万人当たりの死者数が、ファイザー製では1.6人、モデルナ製では1.0人となったのです。
若者の接種割合が低いファイザー製でこの数字は若干高くも感じますが、まあ誤差の範囲内と言えるでしょう。
※たとえばファイザー製の接種者が、65歳以上と未満で半々なら、数字は3.2人となる。
※モデルナも同じように1.0人よりは高い数字になる。
私はファイザー製には問題があって、医学的には因果関係が説明できなくても、数学的、統計学的には説明できるとしてきました。
でも今回のこの数字から、正確には『ワクチン』には問題があって、65歳以上では接種リスクが高まる、という説明ができるでしょう。
まあ65歳以上だから、「ワクチン接種しなくてもそのまま死んでいた人ではないのか」、そういう風に言う人もいます。
でもですね、もう一つの気になる点、1回目接種後に死亡する人が想定よりも多いのは何故でしょうか。
これが説明できなければ、やはり因果関係はあると言えます。
更にですね、今回死者のデータを見ていて、もう一つ気が付いてしまいました。
ワクチン接種後、何日目に亡くなるかという事です。
概ね数日から10日以内、長くても2週間以内には亡くなっています。
そこまでしかデータをとっていない可能性もありますが、それにしても接種直後から離れるにつれ、人数は少なくなっているように見えるわけです。
この辺り正確には数えていませんから、断言はしません。
ただ、もしも死因にまったく関係がなければ、バランスよく散らばっているはずなのです。
だいたいですね、もうすぐ死ぬと分かっている人にワクチンを打つでしょうか。
余命1週間の人にワクチンなんて打てませんよね。
しばらくは生きられるだろうと思う人にワクチンは打ったはずです。
それなのに数日以内に亡くなっている人が大勢いるわけです。
これは当然因果関係があると考える方が自然です。
そんなわけで、体が弱っている人、年齢的に弱っている人は、ワクチン接種を控えた方が良さそうだという結論になります。
逆に65歳未満の元気な人なら、ワクチン接種しても当面はまず問題ないでしょう。
ただ、これまでのデータはだいたい40歳以上ですよね。
20代30代もいるでしょうが、まだデータとして数は少ないです。
そして10代は更に少ないので、安全とは言い切れません。
若い方が副反応も大きいですから、心配はあります。
とにかく、ここまでの私の見解としては、ワクチン接種後に亡くなった人との因果関係はほぼあると言って間違いないでしょう。
ただし65歳未満で元気な人なら、リスクは相当低いと言えます。
逆に若すぎる場合はデータがまだそろっていないので分かりません。
そんな所でしょうか。
今後も、ワクチン接種後の様子は注視していこうと思います。
最後に一応言っておきますが、これはファイザー製とモデルナ製に関しての話です。
アストラゼネカ製に関しては違う見解を持っていますから、その辺り知りたい人は
この前の記事をお読みください。
新型コロナワクチン mRNAワクチンとウイルスベクターワクチン ファイザー製とモデルナ製 そしてアストラゼネカ製 ワクチン原理の違い
※※追記※※2021年9月1日15時
この所、2回目接種後の死亡が多くみられるので数えてみたら、かなり1回目と2回目のバランスがとれてきていました。
つまり、この数字から、死亡の因果関係を言う事は無理があるので、この辺りは撤回します。
分からないという事ですね。
ただし、最近は2回目接種後の死亡の方が多くなる傾向にあり、逆にそちらが多くなったら多くなったで問題がありますので、今後も見ていきたいと思います。
気になる点を改めて伝えておきます。
①
ファイザー製接種後の死亡者割合が大きいのは、年配者が多いからだというのはある程度当てはまります。
ただそれでも、65歳未満に限定してもファイザーの方が数倍多いと思われるので、全く因果関係が無いとは言えない気もします。
お年寄りや持病のある人に関しては、ワクチン接種で亡くなった人がいそうですが、それも普通に亡くなる確率と比べてみないとハッキリしませんので、因果関係があるとは断言できません。
②
接種後どれくらいで亡くなっているかを見ると、次の日が圧倒的に多いように感じます。
モデルナでは、2週間以上後に亡くなった人を除けば、ほぼ半分が次の日になります。
当日よりも次の日が多いのはやはり関連を考えざるを得ません。
副反応がもっとも現れる所ですからね。
ファイザーも数えようと思ったのですが、数が多すぎて断念しました。
ただざっと見た所、数日以内の死亡が多かったように思えます。
やはり関連はあるものと考えて見た方が良さそうです。
※※追記※※2021年9月2日11時
新型コロナワクチンの副反応疑い報告について
厚生労働省のホームページからの引用
”
【ご注意ください】
・国内外で、注意深く調査が行われていますが、ワクチン接種が原因で、何らかの病気による死亡者が増えるという知見は得られていません。
・海外の調査によれば、接種を受けた方に、流産は増えていません。
・接種後の死亡と、接種を原因とする死亡は全く意味が異なります。接種後の死亡にはワクチンとは無関係に発生するものを含むにもかかわらず、誤って、接種を原因とする死亡として、SNSやビラなどに記載されている例があります。
・厚生労働省では、医師から副反応を疑って報告された事例を、透明性をもって全て公開しています。詳しくはこのページをご覧ください。
”
このような事が書かれていました。
まず、コロナワクチンによって何らかの病気が発生したという話はなさそうです。
流産に関しては、『海外の調査によれば』増えていないという事です。
ワクチン接種の死亡に関しては、『ワクチンと無関係に発生するものを含む』とあるので、ワクチンと関係するものの方が多そうです。
ただ、医学的には因果関係はほぼ証明されておりません。