秋華神社

2016年3月3日【木】16時10分32秒

憲法改正について。
おそらく国民が考える事と言えば‥‥

『憲法って改正する必要があるのか？した方がいいのか？』
『９条をどうするのか？』

この辺りだと思う。

まず改正が必要かどうかだが、それは『必要』である。
現在憲法がしっかり守られていると考えている人はほとんどいないと思われる。
それでも人々が納得しているのは、実害を被っていない、或いはその方が良いと考えているから。
だったらその部分を修正することは必要だと言える。
しかし、既に守られていないルールをわざわざ改正する必要性があるのか、『解釈』と言って守らない事にメリットはないのか考えると、改正した方がいいとは言い切れない。
改正案を見るとますます憲法改正は『必要だけど止めた方がいい！』という結論に至る。

憲法とはそもそもなんだろうか。
国を縛るものが憲法、人を縛るものが法律、なんていう人がいる。
なんとなくそういうものだと納得してしまいそうになるが、わざわざ自分たちで選択肢を減らして何がうれしいのか。
憲法とは、あくまで国の運用システムを示したもので、その国のあたり前の形を形にしたもので良いはずではないか。
憲法９条がよく取り上げられる。
戦争しません！武力も持ちません！
えっ？それ、どんな時でも？
ある程度起こり得るすべての状況を考えて言っている？
戦後は色々な理由も有ったし、この９条は必要性があったのだろうとは思う。
でも今、日本人の常識として、戦争はどうとらえられているの？
『戦争最高！ひゃっほーい！』というのが常識か？
それとも、どんな事が有っても戦争に参加しないのが常識か？
どちらも違うでしょって話。
その時の状況全てを考えて結論は出すべきもので、最初から結論を書いているのは正直笑える。
そんなのは国家のやり取りでは付け込まれるだけの枷。
単なるバカだ。
なるべく穏便に解決したいと思うのは、当たり前。
そんな『書く必要のないあたり前』をわざわざ憲法に書く必要がどこにあるのか。
ただ他国に付け込まれるネタになるだけだ。
事実９条は、日本の憲法であるのに、何故か他国から意見されるものとなっている。
それは『お前らバカだろ？』と言われているのと同じように私は感じる。

９条がどうとかいうより、そもそもこんな事を憲法に記す事自体おかしい。
少なくとも今の日本人の教育レベル等考えれば不要なものだ。
ただ、未来の人がどうなるのかは分からない。
平和を愛する気持ちを忘れない為にどうしても何かを残しておきたいなら、『日本国民は平和を愛する』とでも書いておけばいいだろう。
それも何か違うような気がするけれどね。

法律もそうだけどさ、ダメなことを全て記して、法律をやぶらなければ何をやっても良いってのもおかしいよね。
普通に考えようよって思う。
国によって良いことも悪いことも変わるわけでさ、時々によっても、小さな違いでも、大きく変わる事があるわけでさ。
だいたい国民が憲法と法律の全てを知らない時点で私はおかしいと思うんだよね。
全てが理解できてなければ、意味ないじゃん。
まあルール的なものは仕方がないと思うけれど、憲法はもっとスッキリまとめて、国体以外のあたり前すぎる事は書く必要がないと思う。
国内向けのものは良いけどね。

最後に‥‥
『９条を守ろう！』って言うのは『日本人はバカなままでいよう！』と言っているのと同じ。
ただ、それが絶対に悪いとは言い切れないので、私には『無くした方が良い』と断言はできない。
バカなフリをする為に残そうと言っている、警戒させない為の策の可能性もあるからね。
どうしても戦争が必要な状況になったら、『憲法９条？何言ってるの？この状況で戦わないなんて選択肢はないでしょ！』って余裕でなると思う。
問題は準備がやりにくい事か。
だからあくまで普通に考えれば、良いと思える憲法に改正するべきだとは思っている。
その中に９条は無い。