秋華神社

2020年1月28日【火】19時17分39秒

前にも似たような事は書いた記憶がありますが、改めて書きます。

社員の多くがやる気がないという事態に、経団連は頭を抱えているとか。
まあ確かに若い人ほどやる気の無さを感じるのは事実ですし、それは確かにどうかと思う部分もあります。
しかし時代も流れているわけですし、雇う側も成長する必要があるでしょう。

そもそも雇用者と労働者を分けて考える時点でおかしな話ですよね。
会社ってのはみんなで運営するわけで、立場というのは役割の違いに過ぎないのです。
それを労働組合みたいなものができて別けてしまったから、なんだか対立する存在みたいになってしまっているわけです。
いい加減労働組合なんてものは廃止した方がいいんですけれどね。

話がそれましたが、やる気がないのにはやはり理由があります。
一つは、時代の違いですよ。
昔は生きるのが必死だったわけです。
やらざるを得なかったし、それがあたり前でも良かったのです。
しかし生活はまあできるようになり、少し贅沢するのも普通になり、今はほとんど最高レベルを求める事が普通になってきています。
私の時代の前なら、テレビだって金持ちしか持てなかったわけですし、我々の頃でもビデオデッキ程度が云十万円する時代でしたよ。
バイトのスタート給は５００円から６００円もざらでしたし、１００円ショップも無い時代ですからモノを凄く大切にしました。
高校は公立しか行けない家庭もざらにあったし、大学への進学率だって半分くらいだったのではないでしょうか。
楽しい事も少なくて、働いて金を儲けるのが楽しみと感じるくらいでした。

今はどうでしょうか。
他に楽しい事も沢山あり、何故か大学を出ないと駄目みたいな学歴社会、何でもそろうのがあたり前になってしまって、揃わない事が逆に不幸に思えてしまう。
良い悪いは別にして、今の人がやる気を無くすのは当然と言えば当然なのです。

そしてやっぱり教育ですよ。
学校でしっかりと将来の競争や、国民の役割、日本人としての誇りや将来に繋がる勉強を教えているのでしょうか。
戦後の教育なんてそりゃそんなに良いモノではなかったかもしれません。
しかし親が死ぬ思いで育ててくれたのを見ている世代と、ぬくぬくと育った世代ではギャップがあるのはあたり前です。
教育改革は急務だと思いますね。

他にも上司と部下のあたり前の違いもありますよ。
社員は会社の一員だから、率先して働いてあたり前ではあります。
しかし一方でくだらない法律を作り、時間によって給料をしっかり管理するとか、別のあたり前を決めるから混乱するんです。
残業を規制したり、そんな法律は要りません。
もっと自由にやらせるべきです。
それで死者が出たりするから困る？
働く人も自由に仕事が選べるような社会にすればいいじゃないですか。
デフレ経済が労働者の立場を悪くしているのです。
適度なインフレで好景気な売り手市場を作ればいいだけです。

その為に今必要なのが、規制改革（撤廃）と、減税なのですよ。

今の状態でなんとかしたいなら、上の人間はあたり前の違いを理解するしかないですね。
部下のあたり前に合わせて対応するのですよ。
部下も給料を上げて欲しいなら、自分の力で会社の売り上げを上げるくらいのやる気を見せるべきです。
使えない上司なら言ってやればいいのです。
こうした方がいいのではないかってね。
その代わり自分の発言には責任を持たなければなりません。
それで売り上げが落ちたら給料を下げられる覚悟くらいは必要でしょう。

まあ何にしても言いたいのは、みんな誰かのせいにして甘えているなって事です。
自分で金を稼げば分かりますが、そんな簡単に金なんて稼げません。
少なくとも何かを作り上げてそれに対して報酬を貰うやり方ではね。
そして何よりは政府、くだらない法律ばかり作ってないで、もっと自由に仕事をさせましょうよ。
規制改革に減税、これだけやってくれれば問題はかなり解決されます。
できれば教育改革もやって、将来につながる勉強を皆ができる制度にしてもらいたいですね。

ちなみに私は今の価値観に理解はしていますから、経団連のお偉いさんが上手くやれば、やる気くらい引き出せるとは思うんですけれどね。