ツイッターをしていたら、何やら聞きなれない言葉が目に入ってきました。
まあ軽く調べてみましたが、正直何を言っているのだろうかと言った感じでした。
色々研究している人には申し訳ないけれど、難しい事は抜きにして、私は私の考えでここに書きたいと思います。
お金ってなんだ!?
これは、一々人に対する貸しを『肩たたき券』や『大根交換券』みたいに作るのは効率が悪いから、全部共通の何でも交換券を『用意しているだけ』のものだと考えます。
例えば信用創造というのが、今ではお金が発生する仕組みとしてあります。
誰かが借金をしないとお金が生まれないので、お金を増やす為には借金をする必要があるというものです。
でもこれって、せっかく全部共通の何でも交換券を用意しているのに、効率が悪くないですか?
貸し借り分しかお金が無ければ、お金が流れていく上で足りなくなるのは明白です。
その考えだと基本的に誰かがお金を貯めれば、その分お金が足りなくなり流れが悪くなってしまいます。
更に借金をする人がいなくなれば、お金自体の存在が消えるはずなのです。
まあだから国家が借金をしてお金を作るわけですが、どうして無理に借金をする必要があるのでしょうか。
人々の経済活動をやりやすくする為に共通の交換券を用意しているのに、そんなやり方は不要です。
借金は借金で良いとして、借金によるお金に加えて、プラスして金を普通に流通させればいいのです。
お金の必要量は、人々の労働やモノの総量+動かない金(貯蓄して使われない)となります。
正確には違いますよ。
動かない金だって時に動くし、動く金でも動きが鈍いものもあります。
あくまで考え方です。
そして滑らかな経済活動を維持するには、お金の量はそれよりも適量多いくらいで維持する事が大切です。
全く同じだと、リアルタイム交換を常にする必要がありますからね。
まあ隙間が無いとモノが動かないとか、そんな感じで考えておいていいと思います。
そしてお金が少ないと調整する為に、逆に生産性を減らして不景気になりますから、必ずお金の方が多くないと成長もしません。
で、今はその必要なお金の量を、『国が借金して作っている』わけですが、こんなの別に政府紙幣でいいんですよね。
いや、コントロールが利くなら、仮想通貨でも電子マネーでもなんでもいいのです。
だれがくつろうとそれが『なんでも交換券』として機能するのならオッケーなのです。
現在の世界では、まだ仮想通貨はモノとして扱われていて、何でも交換券にはなり得ていません。
でも、これが『なんでも交換券』として機能するようになれば、国が無理に借金をする必要もなくなってきます。
本当は政府が政府紙幣を発行するのが一番いいとは思いますけれどね。
何故政府が発行するべきかというと、金の流通量がコントロールできなくなると、インフレやデフレもコントロールできなくなります。
或いは、ある程度のまとまりが無いときっと世界は混乱するでしょう。
ユーロを見ればわかります。
ドイツが仕切っているユーロ圏では、ギリシャやイタリア、スペインといった生産性の低い国は国家破綻の危機になります。
本来ならユーロをドンドン発行して金を行きわたらせればいいのですが、そうするとドイツなど生産性の高い国は損をします。
何故なら、ユーロが増えればユーロの価値は下がるからです。
だから個別に助けてなんとかしようとしていますが、そのツケはドイツ銀行に行っていますよね。
日本のように一つの国内での話なら、東京の税金を地方に回してバランスをとる事もできますが、別の国だとそうはいきません。
もしも将来世界で力を持つ通貨(共通通貨)ができれば、その量が少なければ破綻する国が多く出てきます。
それで世界経済が荒れる事になりますので、発行量を増やす方向になるでしょう。
でも発行量が多くなると今度は生産性の高い国がそれを嫌がる事になります。
となると結局自国通貨という事になり、まあどこかで破綻するか、少し違った形になるかもしれませんが、元に戻っていくと思います。
国のように世界が団結して一つになれるのなら、共通通貨的なものは機能しますが、今はまだ無理でしょう。
少なくとも大国はそんなものがあっては困るし、それを使わない方向に舵を切らざるをえません。
通貨の量は、必要な量というのが大体決まっています。
お金が貯蓄されない前提で、生産性+α(適量はやってみないと分からないし、時々で違います)くらいなのです。
この量にする為に、日銀は金利を上げ下げしているわけですが、まあ税金やら規制といった経済活動を阻害する要因が強い為に、今はこのコントロールも聞かない状態ですけれどね。
今の状態で景気を良くしたいなら、政府紙幣か、無期限無利子国債を発行するかが必要なんですよね。
或いは減税か規制緩和(廃止)をすればいいんです。
いや、本来ならそこが最優先です。
いくら金を流しても、流れをせき止めていては意味がないですから。
難しい方程式や理論なんて考えるまでもなく、なんでも交換券は経済活動に必要なのですから、適量作る必要があるわけです。
国民の借金だけで作ると絶対に足りませんし、国が借金するにしても限界があります。
少なくとも信用創造だけでは、システムとしてのお金は絶対に足りなくなります。
そろそろ今の金融システムを変える必要があると思いますよ。
殴り書きしましたから、訳が分からないという人もいるとは思いますが、いずれちゃんとまとめて『
日本を考えるぼっちの会』の方に書くかもです。
というか、普通に頭の中でどうなるのかシミュレーションすれば見えてくると思うんですけれどね。
※※追記※※
共通通貨ができたら、生産性が低い国は破綻すると書きましたが、正しくは貿易赤字国ですかね。
いや、通貨の出入りは他にも投資や労働力に支払われる場合もありますから、それら含めて国の経常収支が赤字の国ですね。
この
記事の続きも書きましたので、そちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。