秋華神社

2019年12月20日【金】19時26分18秒

多少前にこのニュースに関して喋った事があります。
メールで「お疲れ様」と言ったとか言わなかったとか、確たる証拠がないとか、それなりに聞こえてくる事は聞いています。
その上で前に私が述べたのは、『証拠が無いのに人は人を裁けない』から、そういう状況にならないよう女性には気を付けてもらいたいという話をしました。
神様と違って、人が人を裁くには限界があり、その限界を知って欲しいという事です。

で、この伊藤氏が山口氏を訴えた刑事裁判では、山口氏は無罪となりました。
強姦、強制猥褻は無かったという事になったわけです。
しかし今度は民事で伊藤氏は山口氏を訴えたわけですね。
法的な問題は認められなかったとしても、まあ迷惑をかけたりした事への慰謝料というのはあり得ます。
だから今回東京地裁が慰謝料の支払いを命じたとしても、それ自体はおかしくありません。
山口氏は、違法行為をしたとまでは言えないが、悪い事をしたのでお金で責任をとりなさいという事なのです。

しかし私は今回の判決に違和感を覚えます。
それは、その支払いを命じた額が高すぎるという事です。
３３０万円ですよ。
強姦や強制猥褻の示談金慰謝料の相場は、１０万円から１００万円くらいだそうです。
それが３３０万円の支払いというのですから驚きです。
男性側の所得等も関係する所はあるのでしょうが、示談ではなく裁判の判決ですからね。
正直その辺り詳しくは知らないのでなんとも言えませんが、素人目に見ておかしいと感じたわけです。

この額がもしも妥当なら、山口氏は伊藤氏に対して強姦相応の事をしたと認めたようなものです。

だから私は『どっちなんだ？』と思ったわけです。
それほどの額を支払うのですから、当然確固たる証拠等があったのだと思われるのです。
額で言えば、山口氏はレイプ以上の事をしたと見られてしまってもおかしくありません。

私は『どちらの判決が正しいのか？』と感じたわけです。

これが１００万円未満の支払いなら、刑事罰はないけど、これは責任として慰謝料くらいは払えという解釈で成り立ちます。
でも３３０万円だと、そのレベルを超えているのです。
『検察の判断と裁判所の判断が違う』と感じたわけです。
今回の判決が仮に最高裁でも確定するのなら、何故検察は山口氏を起訴しなかったのか疑問に思えてきます。
或いは判決がおかしいのではないかと思うわけです。

検察と裁判官、どっちかが間違っていると思うわけです。

最近、死刑か無期懲役かで一般国民がおかしいと感じる判決が出ている事もあり、私はどうしても裁判官の可笑しさを感じてしまいます。
どうなんでしょうかね。

くれぐれも言っておきますが、有罪になっていなければその人を責めてはいけません。
近しい人が言う分にはいいですが、第三者は判決を認めるしかないのです。
でも今回の場合は有罪ではないにしろ『悪い事をした』という判決でありますから、これが最高裁でも確定すれば、流石に３３０万円という高い支払いですから、笑って済ませられるレベルではないでしょう。
強姦の示談金の相場よりも圧倒的に高いわけですから、それくらいの事をしたと暗に確定したようなものです。

今はまだ地裁の判決ですから、特に何か言う事はできません。
しかし最高裁でも同額の支払いが命じられるようなら、『検察』か『裁判官』どちらかが、この日本でおかしくなっていると、そう私は判断する事になります。

伊藤氏と山口氏、どちらがどうとかという話は私には判断しかねますが、検察、或いは裁判官がおかしくなっている危機があるのではないかと、私はそう思います。