秋華神社

2019年4月27日【土】14時11分33秒

嫌な事というのは、意外と覚えています。
しかし嫌すぎる事は、忘れないと人間生きてはいけないようです。
私はそんな人を身近に二人見てきました。
とは言え、自分もそんな体験をする事になるとは思いませんでしたね。

最近確かに物忘れが激しいのです。
年をとったせいもあるかと思っていたのですが、忘れるのは決まってここ数年の話なんですよね。
ストレスの中で暮らしていて、自律神経がヤバいのは自覚しています。
そしてそれで頭が少しおかしくなってきているのも自覚しているのです。
理屈ではできると分かるのですが、何故かできると思えない事が多々あるのです。

そんな中、私はとにかくストレスに関わる事をなるべく考えないようにここ数年暮らしています。
現実に生きていない感じですね。
それでもやる事はやる必要があるので、それはやっています。
で、服を買いそろえたりもしていたのですが、春に着る服が無いと感じていました。
だから何か買いに行こうと思っていました。
それで昨日部屋に掛けてある服を見ていたら、そこに春に着る為に買った薄手のコートがありました。
思い出しました。
そういえば買っていたし、それをしっかり去年や秋には来ていたではありませんか。
まさかそんな事を忘れていたなんて‥‥
これはショックですね。
忘れるわけもない事を忘れていたのです。

凄く嫌な事があったら、その時の事は覚えていないと言います。
きっとそれは本当なのです。
もしも覚えているくらいの意識でその時を生きていたら、人間はまともではいられないのです。

そんな事を考えていたら、ふと思う事があります。
学生時代の勉強って、結構忘れているじゃないですか。
これって凄く嫌だったから忘れているのではないかって思うのです。
楽しかった勉強って覚えているんですよね。
その授業風景が思い出せるんですよね。

覚えている嫌な事って、意外とそんなでもない気がします。
今を思うと思い出す嫌な事って、些細な事ですから。