秋華神社

2020年1月7日【火】10時03分40秒

最近私は、経済対策として『減税』と『規制改革』を訴えています。
それで少し誤解を与えてしまってはと思い、一応少し『規制改革』について話したいと思います。

私は規制改革が必要だと考えています。
これに間違いはありません。
ただし、規制改革はかなりデリケートな部分もあるので、そう簡単にできるものでもないと考えています。

社会は、規制による既得権なんかも含めて構築されています。
構築されたものの上に更に色々なモノが構築され、イメージとしてはピラミッドよりも危うい、ジェンガのようなものだと考えています。
不用意に規制をなくし既得権をぶっ壊そうものなら、それと共に色々なモノが崩れてしまう可能性があるのです。

いい例が東京都の小池百合子都知事ですね。
色々聞こえの良い事を言ってやりましたが、機能不全を起こし色々と困った問題が出てきました。
上手く進むはずだった東京オリンピックの予定も、悲惨なものになってしまいました。
間に合うはずだった工事が間に合わなくなってしまったのです。
築地市場の豊洲移転も、結局はただ都民の税金を無駄にするだけに終わりました。

世の中は人間関係でできており、無闇に崩す事は社会の崩壊を招きかねないのです。

だから他への影響を考えて、規制改革の順番を考える事も必要ですし、大きな権力者を敵に回すのは遅い方が良かったりもします。
そして、手を付けてはいけない部分も、私はきっとあると思っています。
そういうのを含めて日本の文化かもしれませんし、あった方が良いモノと言えるのでしょう。

やり方としては、アメリカを見習うのがいいですね。
１：２の法則だったでしょうか。
何か規制法を作るのなら、無くす規制を２つ持ってこさせて廃止するやり方です。
賢いやり方ですよね。
既得権側に大丈夫だと思うものを持ってこさせるわけですから、まず問題が起こる事はありません。
日本もこの方法で、是非既得権改革、既得権廃止を進めてもらいたいです。

まあこんなのはもしかしたらあたり前の事かもしれません。
『規制を全部なくせ』と言っている人も、それは『不要な規制は全部なくせ』って意味で言っているのは当然でしょう。
何故なら、必要な規制はやはり必要なのですから。
それはルールという意味でもそうですし、上記したような意味でもですよね。

そんな感じで、一応言っておきました。