秋華神社

2016年7月29日【金】18時51分34秒

相模原の障害者殺傷事件は本当に悲惨な事件である。
こんな事件を今後起こさないように、我々は最大限努力する必要があるだろう。
しかし一方で、動機が分からないとか寝ぼけた事を言っている人多い。

この犯人は、どう考えてもそれが正しいと思ってやっているではないか。
こういう思想は過去には多く見られたわけだし、現在も過激な共産主義者は心の中に持っている思想だ。
中国や北朝鮮では未だに多くの命が実際に権力者の暴力によって奪われているのを知らないのだろうか。
ＩＳのジハードだって同じ理屈ではないか。

とにかく綺麗事を言って、『駄目だから駄目』と抑えつける。
それではもう駄目だと私は以前から言っているんだけどね。
そういう所にたまった不満が爆発しているから、イギリスのＥＵ離脱があったり、トランプのような大統領候補が支持されているのだ。
まずは現実を受け入れてもらいたい。

植松容疑者「周囲に抹殺の考えを話しても理解を示されなかった。しかしながら自分の考えは間違っていない。
重複障害者は人の形をしている物であり人間ではない。自分の考えを認めない周囲はきれいごとを言っているので納得できない」 pic.twitter.com/70P5NFBbIG

— トマト大好き (@tmato30kcal) 2016年7月29日

周囲は綺麗事を言っているので納得できない、そう容疑者は言っているようだ。
はたして周囲は容疑者とどのような会話をしたのだろうね。

『重複障害者は殺してもいい！家族も施設職員も生気のない顔をしているから救う！』
そういった話に、友達はどう答えたのだろうか。
『殺人は駄目だ！障害者にも人権はあるからそれは許されない！』
そうしかりつけただけで終わったのではないだろうか。
それは正しい言い分だけれど、違う思想になっている人にとってはそれだけでは意味がない。
ちゃんと一から説明し、しっかり説得して論破しなければ、こういう思想の持ち主は箍が緩めばどこかで犯罪に走ってしまう。

もう綺麗事を言って抑えつけられる時代は終わったのだ。

例えば戦争の話。
戦争を経験して二度と味わいたくないという人は絶対にそれは避けようとするだろう。
そういう親の話を聞いてきた世代もそうなるに違いない。
しかし世代が変わっていけば、その思いも薄くなっていく。
ただ『戦争は駄目だ！』と言っても徐々に伝わらなくなっていくのだ。

だったらどうするのか。
実際にあった悲惨な映像を見せたり、どんな酷い事になるのかをしっかり伝えて説得していかなければならない。
真実の歴史をしっかり伝えていく事で、自らの意思で戦争はしてはいけないものだと分かってもらうのだ。

今回の容疑者の思想は、現代では間違っているものと結論は出ている。
しかし結論だけ伝えても納得できない人はいる。
事実似たような事を実践している国もあるのだから。
だったら綺麗事だけではなく、ちゃんと一から説明していかないと納得はされないよ。
差別批判や人権の主張だけを言っていれば平和が保たれる時代は終わりに向かっているのだ。
これからはしっかり、何が良くて何が駄目なのかを説明していかなければならない時代だと私は思う。
そうする事でこういう事件の抑止にはなるはずだ。

小学生時代からの道徳教育や歴史教育、見直さないとね。