秋華神社

2016年7月27日【水】16時35分31秒

今日の虎ノ門ニュースはなかなか面白かったです。



天皇陛下の譲位に関して、私は過去何度か意見しています。
私の考えは、『天皇陛下御自身の希望が有れば認めるべきだ！』というものです。
しかし話を聞くと、過去３度も議論はされていたそうです。
そして３回とも、問題があるので無理だという結論になっていたそうですね。

理由は‥‥
政治利用で譲位させられる可能性、逆に天皇陛下が譲位を利用する可能性、上皇になって権力を揮う可能性などが有るらしいです。
問題は当然あるだろうと思っていました。
しかし私はどれも今の日本では起こり得ない、或いは問題とならないと言った方が正確ですね。
だから大丈夫だと思っています。
私はしっかりとした制度を作ればいいと思うんですけれどね。

まず、譲位は７０歳以上にするなどの条件を付けます。
後継者の年齢が３０歳を超えている事も条件にします。
孫に将来の後継者が生まれている事も条件に入れていいでしょう。
譲位は必ず陛下本人の希望によるところとします。
本人から国民に直接言われた時だけに限定します。
譲位を決めてから一定の期間は続ける事も条件に入れて良いでしょう。

実はですね、私は慣例として天皇陛下の政治参加というか、そういうのが有っても良いと思っています。
天皇陛下の言葉は聞かなくても良い事になっていますが、内々ではコッソリ聞いておく必要もあるわけですよ。
そういう暗黙のルールで、陛下の意思が少しくらいは国家運営に反映されてもいいのではないでしょうか。
もちろんそのルールは存在しませんし、守る必要もありませんから、陛下に責任が行かないようにするのは当然です。
国民に公にする必要は一切ありません。

例えば譲位を国民に告げた後、３ヶ月以上先にある衆議院選挙終了後に譲位が行われる規定にするとか。
３ヶ月以内に衆議院総選挙があれば、その次の選挙時に解散するという事ですから、しばらく問題はありません。
しかしそうでない時にお言葉があった時は、察して即時解散総選挙をせよという言葉と受け取る事もできます。
こういうのは私利私欲で動く政治家をけん制する為にアリなのではないでしょうか。

もう一つ、上皇に関してどうするかですが、政治家の監視役になっていただくのもアリかと思っています。
もちろんそれは強制ではありません。
仕事が辛いから譲位するのに更に仕事を求めるのもおかしな話ですからね。
国会見学というか、御前会議のようなものを開く権限とか有っても面白そうです。
そして意見や質問等できる権限を持ってもらって、あくまで国会議員の襟を正す役割を担ってもらうのです。

日本はせっかく優れた国家体制を持っているのです。
２０００年の権威を作るには２０００年かかるわけですよ。
こんなおいしい体制を持っているのは日本だけなのです。

大日本帝国憲法はこの辺り良い制度でしたよね。
戦前の政治の腐敗は国民の馬鹿さと傲りがそうさせてしまったのでしょう。
戦後は私利私欲が政治の腐敗を作っています。
今ならいいとこどりで上手くやれそうな気がします。

何にしても、譲位は『本人の声を国民に伝える』という条件で有っても良いと思いますけれどね。
譲位に責任も何もないんですから。