秋華神社

2016年7月23日【土】16時31分14秒

アメリカのオバマ大統領が先月広島を訪問した。
これは世界が動くきっかけになりそうだと私は感じた。
平和への行動が、乱世へのフラグに見えたのだ。

世界は今混沌としてきた。
移民による治安悪化で、ヨーロッパでは連日のテロ。
イギリスがＥＵ離脱を決めた。
トルコのクーデターも現在進行形で３ヶ月の非常事態宣言。
これから酷い粛清があるのではないかとＥＵ各国は懸念している。

ＩＳＩＳに対しては米英とロシアの足並みがそろわず、何故かロシアが米英基地への爆撃行為。
意味が分からない。
中国の我がまま領海拡大は当然聞き入れてもらえず、『南シナ海には島は存在しない』という結果に。
日米を中心とした中国に不満を持つ国々が集結し、横暴を抑えようとしている。
台湾もチャンスとばかりに一つの台湾を宣言した。

台湾の蔡英文総統が「一つの中国」９２年合意受け入れ拒否

思うのは、完全に戦後体制が終わったという事だ。
※日本では全然終わっていないけれどね。だからヤバい。
オバマが広島を訪問したのは、その最後の決算だったと言えよう。
すでにアメリカは世界の警察を辞めると言っているし、世界の秩序を今後どう保っていくのかはこれから全ての国で決めるという段階に入っているのだ。

さてその中で日本はどうするのか。
日本は地政学的にかなり酷い位置にある。
最も酷いのは朝鮮半島であるが、大国の間では『単なる戦場』としてしか見られていない為、北朝鮮も韓国も必死になんとかしようともがいている。
北朝鮮はなんとか核の抑止力を確立させようとしている。
韓国は蝙蝠外交と言われようとも、なりふり構わず何度失敗しても頑張っている。

その次にマズイ場所にある日本は、一体何をしているのだろうか。
安倍総理はその中で必死に頑張っているけれど、野党はその安倍総理を降ろす事に必死である。
この国難に、どうして与野党が一致団結して国を守ろうと頑張れないのだろうか。
もう平和を唱えていればアメリカが守ってくれる時代は終わったのだ。
オバマが広島を訪問した事で、新たな時代に突入したのである。

なのに何故か危機感の無い訴えをする政治家立候補者がいる。
最悪それは仕方がないにしても、それを支持する人がどうしているのかが不思議だ。
今まで通りの平和が続けられる時代は終わったのだ。
どうしてそれが理解できないのだろうか。

国家って成熟してくるとヘタレてくるんだね。

アメリカの大統領候補トランプが米軍基地費用を全額払えとか言っているよね。
どうすんの？
だったら自国でやった方が良いんじゃないの？
その内もっと金を要求されるかもよ？
金を払って国を守ってもらおうって形を目指すの？
国をセコムするの？
でもそんなの、いざとなったら信用できるかどうかなんてわからないよ？

別に戦争をしようというわけではない。
日本を守る為にどうすればいいのか真面目に考えようって話だ。

今世界の警察はドンドン減っている状況。
その中で悪い奴が増えてきている。
オバマの広島訪問は、戦勝国が正しかったとされる時代の終わりを告げた。
これからは全ての国がイーブンである。
今そこから世界秩序の構築がスタートしたのだ。
日本は決まった秩序にただ従うだけでいいのか、それとも平和の為に貢献できる国になるのか。
これからが勝負である。