CGSの動画で、面白い議論をやっていました。
イスラム教徒のムガールさん、そしてみんなご存じケントさん、後は日本人が4人での議論です。
ムガールさんって、ムガール帝国のムガールさんですから、その血筋の方ですよね。
さてこの議論は面白かったですよ。
議論がかみ合いません。{笑}
ケントさん、最後は『全然話になんねーよ!でもハッキリ言えないしなぁ~』みたいな雰囲気バリバリでした。
多分冷静な日本人なら、全部言っている事は分かると思うんですよ。
気持ちも含めて。
でもそうですね、ケントさんが論理主義で、ムガールさんは理想主義、かずや君が現実主義な感じでしょうか。
全部がそうだと言うわけではなく、そんな印象を持ったって話です。
他の方はちょっと分かりませんが、海野さんの言っている事は多少共感します。
石田さんも共感できる所はありましたが‥‥すみません、正直今日見た4つ目の動画しか覚えてません。
今日は4つ目の動画の話です。
世界の中で日本はどうするべきか、宗教はどんなものか、そんな話が中心でした。
まず、イスラム国の問題は、イスラム教徒によって解決しないと難しいというケントさんの意見に賛成です。
私も前から言っていますが、宗教でも民族でも問題は自分たちで解決してもらわないと、他が言っても聞いてはくれません。
だからイスラム国の問題が本当に解決するまでには数百年はかかるんだろうと思います。
次に、ムガールさんはイスラム教の良さを結構伝えようとします。
石田さんも少し推すような所がありました。
儒教によって中国人が優れた精神を持っているという話も海野さんがしておられました。
でもね、やっぱり宗教は説明されればされるほど危険だと感じますね。
アラブ人がいる所で食事をする時、子供を見てくれる人が大勢いて、素晴らしいと感じたらしいです。
日本でもイスラム教になる人がいて、身近な家族や友人の事を考えて生きるのが楽だという人もいるそうです。
でもそれ、日本に本来あったものですよね。
私なんか道行く人に面倒見てもらっていた子供だったので、そういうのが全く無いわけではありません。
東京の都心は厳しくても、地方に行けばまだまだそういう所があると聞きます。
イスラム教じゃなくても、日本人のあたり前を、偶々今忘れているだけなのです。
つい最近までは日本にもありました。
では何故、今日本ではそれが無くなってきているのでしょうか。
簡単ですよ。
日本だけの事を考えて生きていけないからです。
ムガールさんは、日本には経済力があるからそれで助ける心臓の役割を言いますね。
でも日本人はどうしてその経済力を得られたのでしょうか。
イスラム教が今も残している、身近な人の事を考えて生きるという幸せを捨てて、世界の中で生き残る為に必死なのです。
イスラム教の人口がドンドン増えているという話もありました。
その人達は、ちゃんと自分たちで食料を確保してなんとか頑張ってくださいよ。
日本の経済力とか、他の国の大量生産技術に頼らないでくださいよ。
日本人はこの世界の中で生き残る為に、家族を沢山増やして身近な人達だけで気楽にのんびり生きる道を捨てたのです。
いや、捨てざるを得なかったのです。
全ての国が何もしてこないで、世界と隔離して生きて行けるのなら、日本人はどれだけ幸せに暮らせたでしょうか。
ケントさんがイライラしていたのも伝わってきましたね。
アメリカはその中で、何とか世界の秩序を保とうとしていました。
でもわがままな国は、人口は増やすだけ増やして、世界の事を考えず、自分たちの身近な幸せだけを考えて、食いつぶしていくだけに見えるのでしょう。
確かにアメリカが世界秩序を保ってくれている間はいいですよ。
でも、『もうイスラム国なんてしらねぇ!イスラムの戦いには関与しないし難民も助けないから自分達で解決して!』と匙を投げたらどうなるのでしょうか。
ちゃんと海外に迷惑をかけないように、内輪もめを収めてくれるのでしょうか。
テロもしないようになるのでしょうか。
いくら良い教えが有っても、実際にテロで迷惑をかけているのはイスラム教徒なのです。
他の宗教信者が『それは間違ってるだろうが!』と言っても聞き入れてくれません。
なんとかしなければならないのはイスラム教徒なのです。
なのにイスラム教の教えは素晴らしく、一部勘違いしている人が暴走しているだけと片づけられ、テロされたり難民を大量に出されても他国が迷惑なのです。
ケントさんはそういう思いなのではないでしょうか。
それで日本には、日本はアメリカと同等のできる国なのに、我関せずなのも違うと思っているようですね。
ノブレスオブリージュですよ。
世界をまともにするために、いや少なくともまともな国の治安を守る為に、日本もやるべき事はやれよって話です。
まあ、こんなヘタレ国家に洗脳したのはアメリカなんですけれどね。
だからアメリカも言いにくいんでしょうけれど、そろそろ戦後70年過ぎたし、日本頼むよって感じなんではないでしょうか。
海野さんが言っておられた、中国人の儒教はなるほどと思いました。
内容はよく知りませんが、ただこれも、時代に合わせて道徳授業にしてしまった方が良いと思います。
神道のように悪影響の出ないものならいいですけれどね。
かずや君の『中国は分割統治が良い』という話に、ケントさんが『なんで?』と聞いたのは良かったですね。
私も感覚ではそう感じていますが、理論立てて説明はできません。
ただ、軍隊の指揮と似たような所がありますよね。
一人だと二万人までが指揮できる限界だとか、そういうのもあるんではないでしょうか。
中国は独裁じゃなきゃ無理っても、いずれは可能かもしれないとは思います。
ただ今はまだまだ無理でしょう。
歴史の流れと同じ事をやっていますから。
アメリカも州で分けて管理していますし、インドもそれぞれほぼ地域ごとに独立しているようなものだそうですし。
最後は神谷宗幣さんがまとめていましたが、私は今の世界を安定したものにするには、まずは各国がしっかりそれぞれで安定する必要があると思います。
そして他国に頼らず、発展が必要なら自力で発展してもらわないと、与えられたものでは意味が無い気がしますね。
広い国、或いは人口の多い国は、一旦分けてそれぞれでしっかり統治した方が良い気がします。
言葉や宗教が同じなら一緒でも良いですが、まずは分けないと、中国のように富が偏る結果になるでしょう。
そしてそれぞれが同じくらいに成長してから、アメリカのようにまとめても良いし、連邦国家を作っても良いし、その後少しずつ一緒になれる所はなっていけばいいのではないでしょうか。
日本は日本語圏が自国しか無いので、最後まで他とは一緒になれず、最後世界がもしも一緒になるのなら、地球連邦の小さな国として残るのが理想ですかね。
まあなんにしても、そろそろ第二次世界大戦は気持ちの面でもちゃんと清算してしまうべきです。
その上で各国なるべくよそに迷惑をかけないように統治してもらう。
人口の問題とか、食料の問題とか、助けてもらう事を前提にしないで各国で頑張ってもらう。
その中で先進国は、治安維持にだけは尽力する。
まずはこういう体制に持って行きたい所ですが、大国なのに悪さをする中国やロシアにはなんとかしていただかないとですね。
日本は平和を訴える事で治安維持に貢献できる国ではありますが、甘やかしすぎてしまっている所も今までは多々ありました。
それは反省するべきです。
それに中国や北朝鮮との問題をどうやって乗り越えるのか、まずはそこから真剣に考えないとですね。
ぶっちゃけ、難民とか他国での問題に構っていられるほど余裕なんてないですよ。