円安で不安を煽っていたり‥‥
1ドル=90円台すぐそこ…止まらぬ円高に日銀打つ手なし
今度は円高で不安を煽る。
まあ為替は安定している方がいい。
上下しまくるのを喜ぶのはトレーダーだけだ。
とはいえ喜ぶ人がいるという事は、そちらに操作する人もいるし、やむなく動く事もある。
だがだからと言って動くから駄目だというわけではない。
トレーダーが儲かるのだから対応によっては得をするし、普通に管理ができる場合もある。
まず、私がいつも気になっているのが、ドル円以外での円のレートだ。
円が高くなっているのか、それともドルが安くなっているのかでは意味が違うと思うのだ。
ドルの価値が変動しているのなら、困るのはドル取引している所だけのはずだ。
ドルで取引している所はどれくらいあるのだろうか。
もしも少なければあまり気にする事がない。
たとえドル取引が多く影響が多かったとしても、日銀の対応はかなりできる。
特に円高を円安にするのはたやすい。
何故なら、信用を得るのは難しいが、信用を失う事は簡単だからだ。
円を高くするには信用は大前提だが、円を安くするのに信用はいらない。
ただまあ、信用を無くしてまで円を安くするなんて馬鹿げた事は避けた方がいいけれどね。
というか普通円の価値が上下すると言う事は、インフレ或いはデフレしているという事だ。
国内物価ではなく世界的なものではあるが、概ね連動すると考えて良い。
輸出も輸入も多いからね。
つまり、円高=デフレ、円安=インフレという事。
その時の対応は今まで散々書いているけれど、デフレ時は金融緩和、インフレが行き過ぎた時は金融引き締めという事になる。
問題になる場合は、インフレ時なのに円高になっているとか、デフレ時なのに円安になっている時だ。
この状況の時に行き過ぎてしまうと対応が難しくはなるけれど、少なくとも今は問題がない。
今はデフレを脱却してインフレにしたい時であり、円が高くなっているという事は対応も簡単である。
もっと金融緩和してもいいというわけで、それをすればいいだけだ。
私はチャンスだと思っている。
今こそ日銀が持っている国債を償却する時ではないか。
日銀への国の借金は踏み倒しても実質経済には何も影響がないのである。
ただ、その行為にトレーダーは反応するわけで、円高を抑えたいなら円の数を増やす事によって信用を下げる方法で円安に持っていける。
これは最近前例がないから行き過ぎを恐れてできないわけだが、少しずつ様子を見ながらならできると私は思っている。
まずは10兆円分の政府紙幣を発行し、それを日銀に預け国債を償却する。
大丈夫ならそれを毎月繰り返してみたり、額をふやしていく。
私は大丈夫だと思うんだけどね。
何故なら、円を無条件に増やす事による円の価値下落(インフレ)はあるけれど、日本の借金が減ることによる国の信用アップにでデフレ圧力も生まれるのではないかと考えているから。
世界から見て、日本の借金なんて国内で焼却できる程度だからあまり不安視はされていない。
しかしこれ以上額が大きくなると金利で潰される可能性には多少不安も持っているだろう。
そのバランスから考えて、理屈では政府紙幣の発行は全く問題がないと私は思っている。
そもそも日本人ってお金を貯めようとする気持ちが他国よりも大きいし、日本は他国よりも金を刷った方が良いと考えられるからね。
というかむしろそれをしないと、日本は他国とのバランスが取れない。
だからこれだけ借金が積み重なったと言える。
日本は、政府紙幣を発行しないと他国とバランスがとりづらい国なのだ。
政府は今こそ政府紙幣を発行し、日本の借金を減らすチャンスである。
政府紙幣で国債償却してほしいね!