鈴(すず)は、神様に
参拝に来た事を知らせる為の呼び鈴というのが一般的ですが、参拝者を祓い清める為のものでもあります。
鈴を鳴らして神様を呼び寄せるというよりは、参拝者を敬虔な気持ちにさせ、神霊の発動を願う為のものです。
その為に力強く鳴らしますが、無茶はしないでください。
専門用語的には『本坪鈴(ほんつぼすず)』と言います。
『社頭の鈴』なんて言い方も聞かれます。
寺院にあるのは『鰐口』です。
鈴に付いた紐は『鈴緒』と言い、関東では紅白の二色、関西ではそれに紫を加えた三色が多いようです。
紫とは言わずに紺と言ったり、或いは緑が使われている場合もあります。
参拝者と神様を繋ぐ為のいとぐちを作る為のものだという話もあります。
下に付いた六角形の箱は『六角桐枠』や『六角箱』と呼ばれ、その下の部分を『房(麻房)』と言います。
下の写真のような鈴緒とは別に付けられた布(写真では紅白)は、『鈴布』と言うようです。