秋華神社

2016年5月12日【木】10時15分06秒

まさかの法律だ‥‥

ヘイトスピーチ対策法、成立へ＝１３日に衆院送付

「生命や身体に危害を加える旨を告知し、著しく侮辱するなど、外国出身者であることを理由に、地域社会から排除することを扇動する不当な差別的言動」

差別的言動なので、差別とまではいかなくても駄目だという事だね。
つまりいかなる理由があろうともやってはいけない。

しっかりと差別に対する法として決めるのなら、『理由なく』という言葉を入れるべきだ。
しかしまともに読むと『出ていくように脅迫すると』という意味になるよね。
「生命や身体に危害を加える旨を告知」「排除することを扇動」、この二つを合わせると１００％脅迫。
これは脅迫罪の中にヘイトスピーチに関する記述を付け加えたというだけの事か。
いや、相手を特定しなくても駄目だって事になるから、『なんとなく脅迫罪』って感じか。
これをもしも外国人が日本で行ったら‥‥
『日本人死ね！外国人が集まるこの辺りから出ていけ！』
これはオッケーなのかな？
テロ関係の法律で取り締まれるのかねぇ。
野党が付け加えさせた『侮辱』に関する一文は、日本語として解釈が難しいよね。
普通に読めば、この『著しく侮辱するなど』という言葉で意味が狭められている。
『など』が付いているので狭められてはいないとも言えるけれど、『著しく』がついているので、幅は狭められていないけれど上下は狭くなっているんだよね。
やっぱりこの法律のポイントは、『出ていくように脅迫してはいけない』であり、『著しく侮辱する』という言葉が入ったおかげで、『強く出ていくように脅迫してはいけない』という意味に変わるだけ。
これは野党を褒めれば良いのかね？
あくまで日本語を普通に解釈すればの話。


さてこの法律が必要な理由を考えると、沖縄の米軍への嫌がらせを止めさせる為のものってのが最初に思いつく。
けれど、あれは既に法律に違反しているけれど地元の警察が取り締まらないという話を聞いた事がある。
意味ないよね。
本来この法律を作るきっかけになった新大久保辺りでのデモに関しては、見ていていいものではなかったけれど、むしろカウンターを抑える為の法律な気もする。

何にしても、こういうのって小学生の道徳の授業で教えれば済む話。
最近教育がしっかりしていないと感じるならば、教育改革とか、親の教育がしっかりできるような社会づくりを考えた方が良くないかね。