秋華神社

2015年11月4日【水】17時35分46秒

『低コスト中心にデッキを組んで手札事故を無くそう！』

上級者なら必ず考える事である。
これには微塵も間違いはないのだが、最近本当にそれでいいのかと言いたくなる事が多い。
手札事故が無くなる、それすなわちその人に限ってやろうとしている事が必ずできるわけだが、逆にそれ以外に目を向けると意外に何もなかったりする。
攻撃するのが仕事の傭兵。
攻略に必要な攻撃を確実に行ってくれればそりゃ最低限の仕事はしていると思う。
攻撃力を高めて早くクリアに持っていくのも余裕があるのならいいだろう。
でも本当に余裕があるの？

今開催中のバルバトス、ガイアス＆ミュゼ、ダオス、どれも序盤はロシアンの運ゲーだ。
えっ？本当に運ゲー？

例えばバルバトスは、６コス目に仕留めなくても、それぞれが『最低限の役割』をしっかり果たせば別に１０コス目にだってクリアはできる。
それも安定してね。
攻略を知らない人がいると８コス目を越えられない可能性もあるので、通常は８コス目には仕留めるってのが定石だけど、カードが揃っていなくてもクリアはできるのだ。
なのに６コス目撃破にこだわり、カードの揃っていない人がいると攻略失敗になるような戦いをわざわざする理由はなんだろうか。
更に序盤の運ゲーを運ゲーと最初からあきらめる始末。
富豪は挑発が打てれば運ゲー回避ができるからそれを目指したりもするが確実ではない。
盗賊もできるだけ多くのデバフで敵の攻撃を弱めようとする。
では歌姫と傭兵は運ゲー回避に何もできないのだろうか。
傭兵は確かに攻撃の要だし、６コス目までに斧を確実に落とせないとヤバいから余裕のあるデッキ構成にするのもわかる。
しかしそれは本当にそこまで必要なのか？
全体を確実に６コス目までに引いてこなければならないのか？
序盤、デバフ付きのアタッカー１枚も出せないくらい余裕がないのか？
私も含めて運ゲーと諦めている人が多いけれど、実はみんなが協力すれば、すでに運ゲーは回避できるところまで来ている気がする。
少なくとも、やられる可能性はかなり減らせるはずだ。
歌姫だと初ターンや４コス目にロンファでデバフする人を見かける。
これは本当にありがたいし、ロシアンでやられる可能性を減らしている。
前にも書いたが、ロンファや乖離サカグレは敵の攻撃を弱めるわけだから、敵の攻撃と同時に回復しているようなものだ。
そう考えるとかなり強いわけで、デッキに入れない選択肢なんて、概ね無いのではないかと思うくらい。
バルバトス戦で、初ターンに乖離サカグレ、４コス目に本体にロンファが打てれば、他の守りにもよるが、かなりの確率で回避できるのではないだろうか。

各々アーサーには、最低限の役割がある。
それ以上はある程度自由ではあるが、クリアターンの短縮を狙うよりも、序盤のロシアン回避に力を入れるという選択肢もあっていい気がする。
わざわざ役割を分けて効率化を図っているわけだから、それをむやみに崩す必要も当然無いけれど、ロシアンでやられてしまうのだから、何よりも優先しようと考える人がいてもいいはずなんだよ。
昔はみんなでディートを投げたりしたよね。
それでもちゃんとクリアできていた。
あの時は死に直結、今はその可能性があるってだけだけど、少しくらいはその辺りに気を配る傭兵がいてもいいのになと思った。

とりあえず当面は、傭兵よりも歌姫かな。
こちらの方が意識を変えやすい気がする。
今は攻撃バフに力を入れる人が多いけど、序盤ロシアンのゲームは歌姫も守りに加わっていいはずだ。
だから今歌姫の必須カードって、ロンファと乖離サカグレだと思う。
他にも守りができるカードがあるけれど、効果の強さからみればこの２枚が飛びぬけている。
歌姫メインならなんとかこの２枚をそろえて、序盤のロシアン回避が当たり前のことになるようにしてもらいたいものだ。