秋華神社

2015年3月21日【土】12時59分44秒

新カード、『創奇のラティオ』が話題である。
話題の元は付属効果のテキスト問題だが、最終的には『敵に赤い盾が付き、その後最初に攻撃を受けたターンに消滅する』に落ち着いたようだ。
ラティオが最後に攻撃したら次のターン、途中ならそのターン中ラティオが攻撃した後のカードだけ、ダメージが１．５倍されることになる。
更に次のターンになる場合、或いは敵に何かを付ける効果が上書きされた場合、おそらくダメージの１．５倍は無いものと思う。
正直、言葉通り受け取ってそのままの効果ではない場合も多いゲームなので、細かいところは検証が必要だ。

それでスキルも落ち着いたところで、此のカードははたして使えるのか使えないのか？
強いのか弱いのか、考えてみることにした。

【創奇のラティオ】
スキル：エレメントチェンジ
敵の属性合わせたより強い属性のダメージを与え、確率（８０％）で、そのターンの間与えるダメージを１．５倍にする
子分スキル：ケミカルリアクション
親分のスキル発動時、追加でＨＰを８％回復する（対象のステータス合計値が－５以下の時、全能力が１段階上昇する）

スキル表記には『そのターンの間』と書かれているが、アップデートの説明文には、『攻撃を受けなかったら次のターンに引き継げる』とあるので、上記した通りだ。

さてでは、どれくらいダメージが出るのか。
どの属性に対しても同じダメージが出るので、ただの無属性アタッカーと考えれば分かり易い。
状態異常のソロアタッカーのようなものだ。
ただし子分を揃えるのが楽な分、状態異常アタッカーよりも使いやすいと思っている。
それでダメージだが、計算すると無属性の３連アタッカーよりもダメージが出るようだ。
つまり、コロシアムで非特効のアラジンよりも強いが、特効のアラジンよりも弱いと言える。
平均的には特効アタッカーを絶発した方が良いが、敵のバランスから弱属性となる特効を絶発するくらいならラティオの方が良い可能性もある。

結論としては、アタッカーとして考えた場合、特効アタッカーの次に強い安定したアタッカーと言えるだろう。

では次に補助効果である。
８０％の確率で１．５倍になるのだから、コロシアムで全体化に乗せて攻撃すれば、敵の４人に効果を残せることになる。
その後にダメージを与えるカードはダメージが１．５倍なのだから、取りこぼした敵も倒しやすくなるし、その後の攻撃がなくても次のターンに効果が残るわけだから、これは強い。
初手に絶発して全体化を食うも良し、２番手３番手のアタッカーとしても安定した活躍ができる。
気を付けるのは、最終ターンの初手絶発くらいか。
此処では、このカードの攻撃で敵を全殺できる状況でだけ絶発が望ましい。
又はＷ合体の場合。
まあ概ね、コロシアムでは結構使えそうだ。

スペダンではどうだろうか。
ボスに複数の属性が出て来たりする場合には活躍できるだろう。
尚且つ特効が強属性だけの場合は必須レベルのカードになるかもしれない。
ただ、そんなダンジョンが来るかは分からないし、今のところスペダンでの出番は少なそうだ。
火属性ボス以外では補助的な役割で入れられる可能性はあるし、盾を上書きするので迎撃をしてくる敵にも使える。
補助としてなら、他にもっと良いカードはあるだろうけれどね。

スキル全体的に考えれば、コロシアムでは常に入っていても使えるカード、スペダンでは汎用性の高いまずまずのカードと言えそうだ。

子分スキルに関しては説明はいらないと思うが、これは普通に使えると思う。
防御系カードに入れても良いし、全体回復に積んで回復量をアップしても良い。

トータル的に評価するなら、有ると便利な万能カードかな。
メチャメチャ強いわけではないが、使いやすくてどのデッキにも入れやすい。
毎回完璧なデッキが組める人には必要無いが、水枠に空きが出てしまう場合にこのカードで埋められる。

とにかく便利なカードである。