秋華神社

2015年6月26日【金】11時11分05秒

富豪のデッキを組む時、よく言われる事がある。
４コス以上のカードは２枚までと。
これは別に富豪に限らず、他の職にもある程度当てはまる事だ。
重いカードを多く入れると手札事故を起こしやすくなるからね。
でも何故か富豪だけがよく言われる。

実はそれには理由がある。
一つは、富豪の役割がほぼ固定である事。
そしてもう一つ、役割が多い事だ。

役割がほぼ固定という意味では、傭兵も歌姫もそうだ。
違うのは盗賊くらい。
盗賊はデバフ中心の時もあれば攻撃中心の時もある。
だからデッキ作成について確定的な事は言えないわけで、場合によっては４コスト以上のカードを３枚以上入れる事も有り得る。
傭兵は攻撃という役割が確定しているが、役割が一つなので、手札の順番が違っても対応しやすい職だ。
だから重めのカードも比較的使いやすい。
歌姫は回復以外にも役割があるので重いカードは手札事故に繋がり易いと思われるが、回復自体４コスト目から行われるものだから３コス目の事故はあまり考えなくていい。
だから重めのカードも多少許容できる。

そんなわけで、役割が複数あって、手札事故が致命傷になりかねない富豪だけが厳しく言われるわけだ。

具体的にデッキ作成を考えてみればこんな感じになる。
まず、最近の敵は初ターンからしっかり守らなければ、いきなりロシアンになる場合も多い。
だから３コスト以下で初手に出せるカードは最低５枚は必要だ。
尚且つ最近は初ターンからいきなりドローまで求められる事もあり、状況に応じて選択肢も持てた方がいい。
初手カード候補が５枚有れば初手の事故率は０．３％程度だったかな。
これくらいなら本当に事故で仕方が無いと言えるが、富豪の初手事故は事故だけで済まない事が多い。
富豪に求められるのは、防御、ドロー以外に、勝負どころでのチェインや、或いは攻撃でも期待される。
初手に事故ると全て崩れる可能性があり、できれば６枚は確保しておきたいところだ。
そして攻撃を求められる場合、アタッカー１枚とバフ１枚は必要となり、残りは２枚なわけで、これが４コス以上のカードとなる。
役割が多い富豪が事故らず役割を全うする為には、４コス以上のカードを３枚以上は入れられないのである。

細かく言うとこんな感じ。
ドロー付きの初手に出せる防御系カード５枚。
ドロー無しの初手に出せる防御系カード１枚。（赤凛なども含む）
アタッカー１枚。
攻撃バフ１枚。
４コス以上で強い防御系カード２枚。

アタッカーが４コストだと３枚入れられなくはないけれど、上記でも本当はギリギリだ。
なんせ敵の攻撃は魔法と物理があるわけで、初手に必要なのがどちらかに片寄っていたらまだマシだが、両方必要だとそれだけで運ゲー突入だ。
盗賊との役割分担でなんとかなるなら良いが、両方の力が必要な場合はもうどうにもならない。
それくらい富豪のデッキ作成はシビアな面があるのだ。

前から言っているが、富豪は玄人向けの職だ。
だからデッキ作成も難しくて当然。
だけど４コスト以上の強力カードばかりが増えるのは何故だろうかと私は感じる。
カードを手に入れても一緒には使えないわけで、やっぱり富豪をやる気にはなれないんだよね。
最近、魔王とグリフを手に入れたから久しぶりに富豪をやってみようかと思うんだけど、デッキが重くなりすぎて結局できない。

まあ言いたいのは、富豪用の使えるカードは、３コスト以下のドロー付きでお願い！(^^ゞ
というか、何故私が手に入れるカードは重いんだよぉ～！