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今日の戦闘に、開発は間に合わなかった。 だけど、試作機で試したところ、この方法ならそこそこやれる事がわかった。 チョビとの共闘は、お互いの背中をお互いで守るのが基本だが、俺はどちらかと言うとサポート。 フェンネルで狙うのは、背後にいるチョビと戦闘をおこなっている敵。 そして俺は後ろにいる敵に攻撃をするわけだ。 即ちチョビと戦闘している敵となるのだけど。 チョビの背後、即ち俺の前方に敵が現れた時だけ、俺はサポートを中断して目の前の敵に集中する。 後ろへの攻撃は、普通ならやりにくいが、前後同じカメラをつけ、切り替えて使う。 だから背後への攻撃も、実質前に攻撃するのと変わらない。 ただ、腕や足の規格から、攻撃の範囲が限定され、融通がきかない部分があり、それを補う為の新パーツ開発だ。 今のところそれができていないから、まだ本当の検証はできていない。 それでもこれだけやれるのだから、良い戦術と言わざるをえないだろう。 フェンネルを使って、チョビと共闘できているだけでも凄いのに、正直チョビに近づける敵はいない。 フェンネルで牽制して、チョビがしとめる。 チョビのライフルは、じぇにぃのライフルほど威力もないし、射程も短いけど、正確さは負けていない。 接近されそうになった場合の対応も早い分、ギリギリまでライフルで戦える。 そして最後には盾だ。 チョビだけでも接近できる敵は限られるのに、俺が完全に押さえれば、単機で俺達に勝てる敵はまずいないだろう。 ドリームでもカズミンでもやれる。 まあ2対1で粋がっても淋しいものがあるけど、勝てる算段があるだけでも良い。 後は戦略戦術でそういった場面を作れれば良いのだ。 じぇにぃもいるし、紫苑さんだってかなりやるはず。 サイファさんのところと組めれば、今日子さんにどちらか押さえて貰う事も可能。 どうやって勝てば良いのかわからなかったドリームやカズミンに、勝てる可能性が見えてきただけで、俺は俄然やる気がでてきた。 これはチョビのおかげだな。 チョビのおかげで俺の戦闘パターンが増えたし、やる気もでた。 俺の強さも絶対にあがる。 もしかしたらこうなる事を、紫苑さんは見越していたのだろうか。 そうなら流石紫苑さんだな。 改めて紫苑軍である事に喜びを感じだ。 チョビ「そろそろわたし寝ないとお母さんが…」 アライヴ「ああ、おけおけ。後は俺だけでもなんとかなるし。パープルフラワーに戻りな~」 チョビ「はーい!おやすみなさいー」 アライブ「おやすみ~」 さて、チョビの欠点はこれなんだよな。 良い戦いをしていても、11時前にはネットから墜ちなければならない。 まあこの程度の敵だったらなんとかなるけど、相手が強敵だったら致命傷になりかねないからな。 紫苑「そっちにじぇにぃ行かせようか?」 アライヴ「ああ、大丈夫です。楽勝でしょ。」 紫苑「大将そっちに行ってるけど。」 ・・・って。 一生「ええーーーー!!」 なんと、今日攻めている砦は、結構重要拠点だとは言え、大将自ら人型で出て守る所か? まあ、俺の常識に当てはめても仕方がない。 目の前には大将自ら出陣してきているのだ。 此処は俺と、敵大将の一騎打ちだ。 大将の名前は、「サクラ」か。 この名前は使ってる人が多いから、特定するにはIDを見ないとね。 見ると昔から知っている、しょぼくれプレイヤの「サクラ」だった。 なんだ、楽勝じゃん。 そう思ったのもつかの間、凄いスピードで後ろに回り込まれる。 一生「はやい!」 俺は全速前進、そして左に旋回。 紫苑「サクラは前のゲームでは糞プレイヤだったけど、アクション系はかなりの使い手だぞ~」 って、今更言われてもわかってしまってるんですけど~ そして今更助けてとも言えねぇ~ アライヴ「大丈夫です~」 俺はこれだけ送り返すので手一杯だった。 機体の能力だけなら、スピードはあちらに分がある。 俺はフェンネルの設定を変更した。 共闘用そのままでも、並の敵なら楽勝なんだけど、この敵はそう簡単ではなさそうだ。 コレでそう簡単には近寄ってこれまい。 しかし、気を抜くと簡単に背後を取られそうだ。 そんなに背後が取りたければ、取らせてあげようじゃないか! 俺はいつもの、逃げると見せかけてフェンネルで蜂の巣にする戦術を使う事にした。 敵を取り囲むフェンネルが、サクラを攻撃する。 一生「いまだ!」 その瞬間反転して全速前進。 これで後方のフェンネルも敵を攻撃する。 これだけの一斉攻撃、かわせまい。 まあ、これよりもひどい状況で、ドリームはかわしてきたけどね。 そんな事を思っていたら、サクラ機もこれだけの一斉攻撃をかわし、更にビームライフルで攻撃してきた。 一生「おい~」 マジかよ。 あれをかわすか? でも、何かかわしかたが引っかかるな。 ドーン! 一生「しまった!」 考え事をしていたら、足にビームを当てられてしまった。 足で良かった。 宇宙では大して影響は無い。 バランスが少し崩れるかもしれない程度だ。 一生「くそっ!もういっちょだ!」 かわし方が何か引っかかったので、俺はもう一度フェンネルでの攻撃を試みる。 不自然に思われないように、上手くフェンネルの射程の中に誘い込む。 そして素早く反転して、フェンネルの後ろへと逃げる。 今度はカメラを後ろのカメラに切り替えた。 しっかりと敵のかわし方を見る為に。 フェンネルの動きがすぐに止まり、一斉射撃。 一生「って、もしかして、フェンネルが通用しない?」 フェンネルの攻撃は、上手いタイミングでかわされ、更に攻撃もされる。 今度はカメラが切り替えられていたので、敵の攻撃は簡単にかわせた。 しかし、なんだろうか。 フェンネルが、もしかしてフェンネルの攻撃タイミングが読まれている? それにフェンネルの攻撃する瞬間、一瞬敵機の動きが止まったように見えた。 一生「キュベレイならフェンネル無しでもやれるのに!」 今俺が操縦しているのは、第3の機体、今開発途上の機体だ。 名前はまだ無い機体だが、機体の性能が落ちたら、俺はこれほどまで使えないのか? 否! 何かフェンネルを上手くかわす方法を、敵は持っているのだ。 それが分かれば、それを逆手にとれば、きっとやれるはず。 俺はもう一度、同じ作戦を使う事にする。 片足を失った機体が、少し悲鳴を上げている。 これだったら、もう片一方の足も必要ないな。 俺は、もう一方の足と、破壊されてほとんど残っていない足を、付け根から切り外した。 多少軽くなったが、足から出る推進力も失われるから、スピードは変わらないが、安定感は出た。 上手くフェンネルの射程内に誘い込み、反転前進。 フェンネルは一瞬俺の動きについて行こうとするが、すぐに動きを止めて、敵を一斉砲撃した。 今度も同じように、敵機は一瞬動きを止めたかと思うと、上手くフェンネルの射線を外して、そのままこちらに攻撃してきた。 一生「あっ!なるほどw」 俺は気がついた。 フェンネルは、攻撃する時、必ず一瞬動きを止める。 動きながら撃っても、狙いが安定しないからだ。 前にドリームが、全てのフェンネルの攻撃をかわせたのは、おそらく止まったフェンネルの射線を見極めてかわしていたのだろう。 そんな芸当は、普通の人間にはそうそうできるものではない。 俺でもおそらくは数機のフェンネルからの攻撃でできれば良い方だ。 それをこの大量のフェンネルでできる人が、何人もいるとは思えない。 さすれば答えは簡単だ。 チョビがいなくなってから出てきた事、大将ではなく、俺に戦いを挑んできた事、それはフェンネルに対して対策があったからだ。 おそらくフェンネルの止まった瞬間、射線を計算して、自動でその射線を外すようなシステムを開発でもしたのだろう。 ならば、それを逆手にとれば良い。 俺はそう断定すると、もう一度同じ事をやるように見せて、フェンネルの射程に敵を誘い込んだ。 敵は、何度やっても同じだよと言いたげに見える。 しかし、今回は少し違うぞ。 私は今までと同じように、反転して全速前進。 さて私の考えが正しければ・・・ 私はカメラを後ろに切り替え、チョビと共闘する時のように、後ろへの攻撃をする。 タイミングは、フェンネルの攻撃タイミングと同じ。 私の予想が正しければ、フェンネルの射線を外す事はするけど、その間、操作に自由はきかないはずだ。 フェンネルの射線上以外の攻撃は、避けないはず。 ドーン! 見事に、サクラ機に俺の攻撃が命中した。 一度的中してから後は楽だった。 混乱した敵は、敵では無かった。 私はサクラ機を戦闘不能までにして、そして更に完全破壊した。 大将だけは、それが許されいるし、それをする事が目的だから。 サクラ軍は、次に大将になるであろう人が、それを受け入れなかったので、壊滅する事となった。 しかし、今回の戦いは、思いの他苦戦した。 それは、今までの戦い方に慢心して、油断していたのが原因だろう。 俺は反省の意味も込めて、この機体に、テンダネスと名付けた。 それにしても、フェンネルだけをターゲットにするこんなシステムを開発する人もいるんだねぇ。 フェンネル使う人なんて、かなり少ないし、これだけ多く使う人なら、何十人もいないだろうに。 Ver3.10占い診断ギャグサイト-
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