最近ミンキーモモ(空)を見ております。 あの頃、私が好きなアニメの上位にあったアニメですが、今みるとまあ、面白いのは面白いけど、色々な部分で今のアニメの方が優れている事も多い。 それでもこのアニメが当時人気だったのはわかる。 今見てももちろん面白いのである。 そのあたりを説明してみよう。 まずは、絵だ。 絵は、今の方が断然綺麗になっている。 アニメーターのクオリティの向上があり、その後コンピュータを使ったものに移ってきたから。 この流れの中に、良い部分や悪くなる部分が含まれる。 アニメーターのクオリティが上がるところは、基本的には良いのだけど、なんというか、遊び心が無くなっている感じもあり、アニメの良さ、気を抜く部分と真面目に感じる部分のギャップが無くなっているのが惜しい気はする。 そこはでも、時代の流れと言うか、アニメのジャンルで使い分ける事でも、うまくできるはずなのだけど。 しかし綺麗に描けるものを、適当に描く事は勇気もいるしチャレンジにもなる。 最近では「絶望先生」や「化物語」のような表現もあって、違う方向での成功もあるから、あまり悲観する事もないけど、程よい感じは、もう昔のアニメを見るしかないかもしれない。 そういう意味で、ミンキーモモの絵は、今と比べれば全然綺麗では無いが、程よい温かさと遊び心が内包されており、このアニメならこの絵の方が良いだろう。 今このようなアニメを作る際、この程度の絵で描く事はおそらくもうできないのが惜しい。 今は、コンピュータを使った、しっかりした絵が基本だ。 偶に、銀魂のように白黒で描いたり、鉄腕バーディのように落書きのような絵で描いたりとチャレンジらしき事もしているが、これらの感じだと「手抜き」だと感じてしまう。 やはりそのアニメの表現にあった表現でないといけない。 銀魂はまだ、ギャグアニメ要素の中に妙にシリアスな部分があるから、その表現のひとつだとみれるが、バーディは決してギャグアニメではなく、話をメインにしていると考える。 ならば、ギャグアニメのような、それよりもひどい絵は、決して入れるべきでは無かったと私は考える。 違う表現をするなら、逆に綺麗な絵の静止画を使うとか、フイルムのスロー再生のような表現をするとか、他にもっと色々表現はあったに違いない。 さてしかし、最近の綺麗な絵になるまでには、CGが多く使われたりしていた。 いや、今も使われているのだけど、最初の頃はひどかった。 明らかに不自然な動き、完全に手抜きに見えた。 徐々になじんできてはいるが、私はCGが嫌いだ。 マクロスフロンティアなんて、バルキリーの超不自然な動き、バルキリーが人のように動くのはどうかと思う。 それも、大げさな人の動きだ。 今のアニメでも、CGは使われているが、乗り物だけがういて見えたり、世界観が混在したりして、個々の絵は綺麗だがリンクしていない事が多い。 だいぶ良くはなってきているが、もうひといきだろう。 そして、綺麗すぎるから、アニメによってはそれが逆にアニメを無機質にしたり、ジャンルをわかりにくくしていたりする。 私の意見だと、人の感情が多く入っているアニメと、ギャグアニメは、アニメーターが手書きした絵を推奨したい。 絵の話だけでかなり長くなってしまったが、絵だけを見れば、昔のアニメにも今のアニメにも、それぞれ良さや相性があり、昔の方が良かったという意見も、今の方が良いという意見も、どちらもあるのは当然の事であるってのが結論だ。 次に演出であるが、ミンキーモモをみた限りでは、とてもチープで人気アニメだと思えないものだ。 しかし気持ちはついていけるし、それがかえって面白い。 昔のアニメや特撮を見た時の、「苦笑いしてしまう面白さ」も少しはあるが、それだけでは無いのが、このアニメの良さだろう。 おそらくは、話が簡単である事、そしてなりよりこの絵とマッチしてるギャグアニメである事が、全てをプラスにするのだ。 話はほぼ全て、ご都合主義のハッピーエンドで、ところどころに泣ける良い話もある。 この程度の話なら、今のアニメにも結構ありそうだが、きっと今作ったら、あまり面白い作品にならないと思う。 それが、昔のアニメの方が面白かったと言わせる原因ではないだろうか。 その理由としては、もちろん絵もあるだろうが、なにより遊び心な気がする。 最近のアニメでは、他のアニメのパクリネタを入れる遊びが結構あって、私はそれが面白いのだけど、ネタがわからないとつまらないし、極地的だ。 ミンキーモモの場合、パクリネタはもちろん使われていたり、オヤジギャグや、更に話に関係無い台詞がこっそりと入っていたり、それはもう遊びまくりだ。 ギャグアニメだからってのもあるが、その頃のアニメには、そうでないアニメにも結構あった気がする。 自動車で逃げるシーンで、車がいきなり反転して逃げるシーンは、吹いた。 今、こんな斬新な表現をするアニメは、どれだけ存在するだろうか。 さて、色々書いたが、私が書きたかったのは、昔のアニメの方が良いって声をよく聞くから、昔の好きだった人気作を見てみてどうだったかって事だ。 結論を言うと、昔の良かった事で、今無いものもあるし、もちろんその逆もあるから、一概にはどちらが良いかなどとは言えない。 美少年、美少女キャラを求めるなら今の方が圧倒的に良いだろうし、話の奇抜さも今の方があるだろう。 しかし、遊び心や分かりやすさ、表現の奇抜さなら、昔の方が良い。 台詞のリアリティの無さが、アニメの世界を作り上げてきた昔のアニメだったり、下手だけどリアリティのある台詞を喋る人がいる今のアニメだったり。 でも台詞のうまさは、昔のワンパターンよりも、今の方がちゃんと使い訳できる人が多い気がしたり。 でもそのワンパターンが、面白さを作ったり。 とにかく、昔のでも今のでも、面白いものは面白く、つまらない物はつまらないって事だ。 と、当たり前の事を書いて締めくくる。(笑) おっと、ミンキーモモはやはり面白いよ。
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